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(韓国民衆言論 チャムセサン 2008225日)
http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=46494



            冷酷な市場競争を全面化する李明博政府


                                                  イ・コンマム記者


イ・ミョンパク大統領、“闘争の時代終えて(労使の)同伴へ”

イ・ミョンパク政府が今日(25日)に出発した。今日午前から国会で開かれた就任式で、イ・ミョンパク大統領は就任の辞を通して‘開放’、‘競争’、‘自律’を強調した。イ・ミョンパク大統領は就任の辞で労使関係に大きな比重を置き発言をした。イ・ミョンパク大統領は、“企業は国富の源泉であり、職場(仕事場)創出の主役”だと言って、“企業人が出て投資し、肩で風を切って世界市場を歩き回るように、市場と制度的環境を改善する”とし、その間身につけてきた‘親企業政策’の基調を確実にした。
続いて、イ・ミョンパク大統領は、“‘闘争の時代’を終えて‘同伴(資本の手による一方的労使協調の意・・訳注)の時代’を開かねば為らない”と語って、労使関係の改善を言うのだが、彼の基調は、“困難なときほど、企業が力を出さねば為らない”と言うものだった。(その為には)労働者達には“更に懸命に働いてくれなければならない”とし、“不法闘争は止揚して、生産性を高めなければならない”と延べた。
さらにまた、公共部門に対しては“公共部門にも競争を導入する”とし、“公務員数を漸進的に減らして不必要な規制は、速やかな期日内に廃止する”と、‘市場化’を基調とする強力な改革の意思を披瀝した。
これに対して民主労総は、声明を出し“イ・ミョンパク政府の政策の核心基調は、新自由主義的市場論理に沿った国政運営”であることを明らかにした。

民主労総、“新権威主義時代の到来”

民主労総は、“イ・ミョンパク大統領は企業形政府を砲放して、公共機関も、対国民のサーヴィスの質を高くするのではなく、市場化の為の構造調整をすると言うもの”といって、“イ・ミョンパク政府は、勝者独食(独占)の冷酷な新自由主義の市場競争を全面化し体制化する欲望に捕まっていることが、労働者、農民、社会的弱者らの犠牲を担保とした新権威主義の時代が到来すること”を憂慮した。
続いて、民主労総は、イ・ミョンパク大統領の‘押し付け式’政策樹立に対し“民主主義を毀損する可能性が大きい”とし、“87年民主化以後、更に発展させねばならない民主主義が、ややもするとイ・ミョンパク政府で、退行を経験しないか心配する国民が多い”と言う指摘をした。
一方、韓国労総は、イ・ミョンパク大統領の就任を“真心で祝賀する”として歓迎声明を出し、“政策連帯のパートナーとして労働大衆の切実な要求を盛っている我が10大政策要求に対するイ・ミョンパク大統領の約束が充実するように履行されることを期待する。”とし、“労使間の自律的対話と協力を促進して支援する、先進労働政策を広げていくことを注文した。 
                                                  (訳 柴野貞夫)


<参考サイト> 

○世界を見るー最新の世界情勢を分析する 「韓国大統領選挙の結果はなにをかたる」

○世界の新聞から- 57,58,63 を参照。