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(韓国 ハンギョレ紙 国際記事 2009年1月15日付)
http://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/333512.html

 

 

 

ハマス‘エジプト休戦仲裁案’受容の意向

 

 

 

10日間の戦闘中断・・・(しかし)イスラエルは、反対が優勢

 

 

チョ・イルジュン記者

 

 

●ハマスの最高指導者、イスマイル・ハニアは、「イスラエルによる全面封鎖が、経済活動を窒息させ、ガザ地区を“生き地獄”にしたことを、欧州連合の国々は理解していない!」と指摘した。

 

 

 

△ハマスの代表中の一人である、サルラ・アルパルダウォルが、14日記者会見を開き、休戦案に対するハマスの立場をエジプトに伝えた。カイロ/ロイター ヨンハップ

 

 

 

ハマスが14日、エジプトの休戦仲裁案を、事実上受け入れる意向を明らかにした。  

 

 

ハマスはこの日、エジプト仲裁案を原則的に受け入れ、‘細部履行方案’対する見解をエジプト側に提示し、イスラエルの反応を待っていると<ロイター>通信などが伝えた。シリアにいるハマス政治局官吏、モハメド・ナジャルは、<アルアラビア>放送のインタビューで“ガザ境界に欧州連合や、トルコ監視団が配置されるのは、問題とならない。”とし、悠然たる態度を見せた。

 

 

ガザ地区の、ハマス最高指導者であるイスマイル・ハニアは、15日英国<インディペンデンッ>の寄稿で“ハマスは、ガザ封鎖解除、エジプトーガザ間のラパ国境の開放、イスラエル軍の全面撤収と言う‘単純明瞭な条件’が充足されれば、休戦案を受け入れるもの”であると、明らかにした。ハニヤは、文の書き出しで“西洋の政治・社会指導者達に書く文章”であることを、はっきりした後、“イスラエルが、(全面封鎖で)経済を窒息させながら、ガザ地区を‘生き地獄’にしたが、欧州連合の国家らは、これを醜悪な包囲攻撃として見ていない。と非難し、“(事態解決の方案は)唯一つの道だけ、他の道はない。われわれの休戦条件は明らかであり、簡単だ”と強調した。しかし、もうひとりのハマス指導者オサマハムタンは<アルジャジーラ>放送で、“現在の内容通り休戦案に同意することはない。”と語った。この様に、行き違うメッセージがハマスの内紛なのか、協議戦術なのか、当否は明らかでない。

 

 

先に14日、エジプトとハマスは、イスラエルにガザ地区の戦闘を10日間中断しようとする‘臨時休戦’を提議したと<AP>通信が15日報道した。イスラエルの態度は、未だ強硬論が優勢だ。イスラエルはこの日、“ハマスとエジプトの臨時休戦案がハマスの再武装の時間を稼がせるので、受けることは出来ない”と、明らかにしたと<ロイター>通信が報道した。