(韓国 民衆ネット新聞 オーマイニュース 2009年8月26日付)
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2009/08/25/0511000000AKR20090825013500071.HTML?audio=Y
北、「求愛攻勢」の中、ボスウォス訪北は、為し遂げられるのか?
△スティーブン・ボスウォス、米国務省対北政策特別代表
○24日、北韓が、ボスウォス国務省対北特別代表とソン・キム対北特使にピョンアン訪問を招請した。北の積極的な話し合い攻勢。
○北・米両者会談は、「6者会談の枠でのみ可能」とする米国だが、「6者会談の枠と言う前提を毀損しないまま訪北する名分はある」と米外交消息通。
(ワシントン・ヨンハップニュース)コ・スンイル特派員=最近北韓が、米国との両者会談を成し遂げる為、積極的な‘求愛攻勢’を繰り広げるなか、スティーブン・ボスウォス国務省対北政策特別代表が、訪北招請を受けたとして知られ、成事されるかの可否に、関心が集まっている。
24日、ワシントンの外交消息通によれば、北韓は女性記者2名の釈放任務をあびたビル・クリントン前大統領の、今月初めの訪北を前後して、ボスウォス代表とソン・キム対北特使に、ピョンアン訪問を招請した事を明らかにした。
北韓は、女性記者釈放問題とは別個として、米国と核問題を扱っていく両者会談の突破口の準備の為に、ボスウォス代表の招請カードを米国に提議してきたと言う話だ。
北韓のこんな態度は、今年初めボスウォス代表の訪北提議を拒絶した事とは確然と異なるものだ。
これは、クリントン前大統領の訪北許容、また、女性記者釈放、(北韓)キム・ミョンギル駐国連代表部公使の、ビル・リチャードソン、ニューメキシコ州知事との面談など、北韓の「挑発行為」を中断し一連の宥和的態度に旋回したことと軌を一にする事と、理解されている。
北韓側は、ボスウォス代表の訪北招請をしながら、訪北希望時期を9月に提議したと伝えられている。
しかし米国務省は、一旦、慎重な立場を堅持している様に見える。その間国務省は、一貫されるように北韓に対し“6者会談のテーブルに戻らなければならないし、両者会談は6者会談の枠内でのみ可能だ”と強調して来たからには、北核問題で北韓の真情性が確認された以後にでも、北側に返事する事が出来るという立場だと言うのだ。
これと関連し、ワシントンの他の外交消息通は、“いろんな情況上9月初めには、ボスウォス訪北が難しいように見える。”とし、“米国は絶対急がない”と伝え、例え“オーケーサイン”が出ても、多少時間がかかる事を示唆した。
即ち、北韓が6者会談に復帰すると言う約束など、確実な‘担保’がない状態でボスウォス代表がうっかり訪北したが、狼狽を見ることは避けたいと言うことが、米国側の態度だ。
従って、ボスウォス代表の訪北は、北韓の求愛攻勢が、単純にジェスチャーでない真情性を伴っていると言う確信が保たれる以後でも可能だと、この消息通は見通した。
しかし、長期膠着状態である6者会談の早期再稼動を念頭におけば、米国がもっと、積極的に出てくる状況も描いてみる事が出来ると、外交消息通らは、耳打ちする。
言わば、ボスウォス代表が、韓、中、日、露と事前合意を経由し、同意を求めた後、訪北の道に登るシナリオだ。
6者会談の再開のために、会談当事国らと十分な協議を持つなら、“6者会談内の両者会談”と言う大前提を毀損しないまま、ピョンヤンを訪問する事が出来る名分は備える事となる為だ。
これによって、9月初め、為し遂げられることと予想されるボスウォス代表の韓国、日本、中国、訪問が、彼の訪北可能性を占う事が出来る機会となる展望だ。
(訳 柴野貞夫 2009年8月27日)
参考サイト
☆ 170 南北緊張緩和の前提は、‘6・15宣言、10・4宣言の履行’ (韓国・オーマイニュース 2009年6月15日付け)
☆ 153 “日本‘北韓ミサイル迎撃’は選挙の為。 見え透いた脅しをかける日本政府” (韓国・ネット新聞オーマイニュース 2009年3月30日付け)
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