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(韓国民衆言論・チャムセサン・2010年6月9日付)

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=57191



 

 

ロシア専門家、“チョンアン艦沈没、北韓の仕業と言う断定は出来ない。”

ロシア、国連安保理に消極的姿勢で臨む様子

 

 

 

ロシアのインテルファクス通信によれば、8日、ロシア海軍の高位関係者が、チョンアン艦沈没が北韓の犯行だと断定する事は出来ないと伝えた。

インテルファクス通信は、海軍高位関係者の言葉を引用、チョンアン艦沈没に対する韓国側調査結果を、検証したロシア専門家チームが“調査結果では、北艦による犯行と断定する事は出来ないと結論した。”と報道した。

 

インテルファクス通信によれば、ロシア専門家達は、韓国で証拠物や船体の損傷を検証したが、“北側の仕業と言う断定をしようとすれば、立証が弱いと判断した。”と伝えた。

 

また、日本の<読売>、インドのオンライン新聞<トヒンドゥー>も、インテルファクス通信を引用し、ロシア専門家達が、北韓の犯行だと断定できないと言う報道を伝えた。

 

ロシア調査団は、韓国政府の要請(注-下記)で、先月31日韓国に入国し、チョンアン艦沈没事件と関連した我が国の民間合同調査団の調査資料また、関連の証拠を探してみた。彼らは7日、ロシアへ発った。

 

これによって、ロシアが国連安全保障理事会での論議に、消極的な姿勢で臨む可能性が高い。さらに中国も、韓国政府の調査結果に対し、信頼出来ないのであり、安保理で北韓の制裁の可能性は低く展望される。


(訳 柴野貞夫2010・6・9)




(注)

毎日新聞の大前仁記者は6月9日の夕刊で、ロシア政府は「(韓国政府が作った)合同調査団が、米・英・オーストラリアなど韓国の友好国だけで構成されていた。ロシアが招かれなかった事を不服として、韓国側にロシア調査団の受け入れを認めさせた。」とし、韓国政府の「要請」が、ロシア側の「要求の結果」であった事を伝えている。

 

また、同記者は、ロシア科学アカデミーのジェビン朝鮮研究センター所長の直接取材から、次の様に伝えている。「“○合同調査団が米・英など韓国の友好国だけで構成されていた。○報告書が魚雷発射後の北韓潜水艦の‘逃走経路’や、魚雷に記されたハングル表記の信ぴょう性などの疑問に答えていない。”と指摘、“結論の客観性に疑わしい”との考えを示した。」と。

 

北共和国は、再三にわたって、韓国政府に対し、自国の専門家調査団の訪南韓を要求したが、イ・ミョンパク政権は、それを拒否してきた。