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(韓国民衆ネット言論・オーマイニュース 2010年7月24日)

http://www.ohmynews.com/nws_web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001420803

 

 

 

南北の緊張を煽ぎ立てる、韓米合同訓練を中断せよ!

 

 

 

○プサン地域の統一、市民団体、声明で次々に“韓半島の戦争の危機を招くもの”と主張。

 

○イ・ミョンパク政権は、チョナン艦事件がブーメランとなって、自分に返ってくる事を肝に銘じるべきだ。

 

 

 

 

韓国―米国が25~28日の間、東海(日本海-訳注)で韓米合同訓練を実施し、さる21日、米核航空母艦ジョージワシントン号(97000t)を始めとして、9200t級イージス艦、駆逐艦がプサン(港)に入ってきた中で、今回の訓練は‘韓半島の戦争の危機’を招くものだとし、中断せよと言う声が高まっている。

 

プサン地域の市民社会団体らは、最近声明書を次々に発表している。

 

プサン青年会とプサン参与自治市民連帯、6・15共同宣言実践南側委員会プサン本部は、21~24日の間、声明書を通じて“韓米合同戦争準備訓練を中断せよ”と要求した。

 

プサン青年会は、“韓米両国は、チョナン艦事件を北の所業と規定し、これに対する強力な懲罰を主張してきたのであり、今回の訓練に参加する両国の軍事戦力が歴代に比べ大規模で進行されるという事は、尋常な訓練演習でないことを立証していると言う事”だと、明らかにした。

 

また、彼らは、“チョナン艦事件で南北関係が悪化されている状況で、今回の軍事訓練は、南北間の緊張と対立を尚一層煽ぎ立てるものであるとし、“大規模軍事訓練を中国が強力に反発しているのであり、これによって韓半島だけでなく、東北アジア周辺の軍事的緊張と敵対感が高くなって行っている。”と明らかにした。

 

プサン青年会は、“韓米両国は軍事的対北武力示威を中断し‘6者会談再開を通した韓半島平和体制の樹立’に力を注がなければならない”とし、“(イ・ミョンパク政権の)チョナン艦外交の失敗の腹いせで軍事的対決をすることは、更に、韓半島の状況を悪化させると言う事実を、イ・ミョンパク政府は知らなければならないのであり、それによる責任を明確に背負わされると言うことも、知らされるであろう。”と指摘した。

 

プサン参与自治市民連帯は、“韓米両国政府は、合同訓練計画を取り消し、韓半島平和政策の為に努力せよ”と迫った。彼らは、“韓米政府は、平和を指向する国民の希望を無視し、政治的計算をして無理な武力示威を勝手気ままに行なっている。”と明らかにした。

 

この団体は、“危険千万な火遊びを、単純なショウに終えるには、とんでもない被害と後悔を伴うことになると言う事を、イ・ミョンパク政府ははっきりと認識しなければならない。”とし、“従って、イ・ミョンパク政府は今、即時合同訓練計画を取り消し、韓半島平和政策のために最善を尽くさなければ成らない。”と、明らかにした。

 

6・15プサン本部も声明を通して、“韓米両国は、チョナン艦事件を理由として繰り広げ、その周辺の軍事的緊張と敵対感を高める韓米合同海上、また空中訓練を、即刻中断しなければならない。”と迫った。

 

この団体は、“平和と統一を願うプサン市民たちの意思に逆らって、意のままに入港した核航空母艦‘ジョージワシントン号’を、即刻撤収させなければならない。”としながら、“今韓半島情勢を複雑にするのは、他でもなくイ・ミョンパク政府だ。イ・ミョンパク政府は、チョナン艦がブーメランとなって(自らに)帰ってくることを、肝に銘じることを願う。”と、明らかにした。



(訳 柴野貞夫 2010・7・27)