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(韓国・ハンギョレ 国際政治ニュース 2008123日付 )
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/265245.html



            米国務長官が米・対北人権特使を非難


                                             ワシントン=キム・ピョンス特派員


北核政策批判に “(彼は)6者会談がどのように推移するかも分からないのに”

コンドリーザ・ライス米国務長官が22日(現地時間)、ジョージ・ブッシュ行政部の対北政策を批判したジェイ・レプコウイッツ人権担当特使の行動を、公開的に強力に非難した。
ライス長官はこの日ワシントンでヨーロッパ訪問の為に行く前に、レプコウィッツ特使を“六者会談がどのように推移しているかも分からず、六者会談に対する権限もない者”と、けなした(面目を潰した)後、“ブッシュ大統領は、六者会談に対する我々の政策が何であるか直接明らかにして、私は大統領の立場を理解して現況を把握している。”と強調した。
レプコウイッツ特使は、去る17日米国企業研究所(AEI)主催の特別講義で、ブッシュ大統領は20091月任期満了前に北核問題を解決すると強調しているが、“北韓は、一年後ブッシュ行政府が終るまで、現在の核地位を維持しようとするもの”だと語った。彼はまた、“北韓とのあらゆる協議は、人権と経済支援、安保問題を皆、確固として連携しなければならない”と主張した。
ライス長官が直接出て、ブッシュ大統領が任命した国務部所属の対北人権特使の行動を公開批判した事は、異例なことだ。
これは、最近、米国内の対北強硬派たちの声が、激しくなっている中で、六者会談を通して北核問題解決の政策を持続すると言うメッセージを、強調しようとするものとして解釈される。
白亜館(ホワイトハウス)は、レプコウイッツ特使の発言直後である18日、“六者会談が韓半島非核化を実現するのに、最上の機会を提供するものだと信ずる。”と明らかにした。
                                                        (訳 柴野貞夫 )