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(韓国・民主労働党の声明文(2008625)



                韓国戦争勃発58周年を迎えて


課題は‘自主権確保と韓半島平和、統一実現’ 

民族の、最も大きい悲劇である韓国戦争が勃発してから58周年を迎えた。歴史は58年が流れたが、韓国戦争は未だ現在進行形であり、我々の人生の中で苦痛と溜め息として残存している。分断による民族的痛みと、駐韓米軍の駐屯、そして今も除去されない韓半島の緊張と危機が、我々国民の人生に直接的に影響を及ぼしている。
そうだから、我々は思い浮かぶ事さえ嫌な韓国戦争であるが、その民族の痛い
歴史から‘自主権の重要性’と‘韓半島の平和と統一の必要性’に対する教訓を探す。しかし、イ・ミョンパク政府はいろんな民族的課題に背を向けている。国の運命が、外勢(外国の勢力、主として米帝を指すー訳注)の為に牛耳られて、結局、植民地支配と分断を生んだ経験があるのに、再び屈辱と従属の歴史を繰り返そうとしている。米狂牛病・牛肉で、国家の自主権と国民健康権を米国に売りを渡して、韓米FTAを物乞いし、経済的従属を画策しているのだ。
それだけではない。韓半島はいま、冷戦解体と平和の流れに向かっている。北韓は、ヨンピョン(寧辺)の冷却塔(原子炉の)を爆破して非核化の意思を明らかにし、米国はそれに応じてテロ支援国家など経済制裁を解除する予定だ。6者会談と北・米間係正常化が本軌道に進入したのだ。
しかし、韓半島当事者の韓国だけ、時代に逆行して韓半島の平和と統一の流れに逆らっている。イ・ミョンパク政府は、時代錯誤的な反北対決政策で、歴史的な615共同宣言と104首脳宣言を無効にしようとして、発展してきた南北和解協力と交流の成果を水疱に変えている。
我々は、民族の悲劇である韓国戦争の痛恨を反芻して、イ・ミョンパク政府に厳重に警告する。今、我々に最も重要な民族的課題は‘自主権確保’と‘韓半島平和、統一実現’にある。
イ・ミョンパク政府が、継続して民族的要求と国民の希望を裏切り‘米国には従属、同族には対立’を固守すれば、第二の民族的悲劇を避けざるを得ない事となるのであり、イ・ミョンパク政府は、歴史と民族の前に大罪を犯すこととなるだろう。
民主労働党は、重い責任感で今日を迎える。必ずきっと、米国狂牛病牛肉を食い止め、国民主権と国家自主権を守り通すことを誓う。
イ・ミョンパク政府に対決して615共同宣言と104首脳宣言を守り、韓半島の平和と統一を必ず実現させるのだ。ともに民族的悲劇によって、死んで行ったすべての英霊たちの冥福を祈る。
(2008
625日) 働く人々の希望、民主労働党
                                              (訳 柴野貞夫)