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民衆闘争報道 (「日朝友好京都ネット・訪朝学術報告会のご案内」 2012914日)


 

来週土曜日( 922日)日朝友好京都ネット主催による、<訪朝団・ 学術報告会〜 ピョンヤンで、見た!考えた!対話した! >が開催されます。多数ご参集ください。


場所 同志社大学今出川校地新町キャンパス尋真館21教室 
※アクセス http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_access.html

 

13:00開場、13:30開会〜1700閉会


     

   △写真 ファンヘド(黄海道)の農村風景 ―新しい一戸建て住宅が整然と立ち並んでいる
         (
出処―柴野貞夫時事問題研究会)

 

20093月に結成された「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット」(略称:日朝友好京都ネット、水谷幸正会長)は、これまで計3回の代表訪朝団を主催・実施するのみならず、会員の方々による訪朝団が組織されるよう促進するなど、日本と朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)との様々な市民交流による友好親善が進展するようにして来ました。

 

この度の訪朝団(427~55日)には総勢58名が参加し、友好親善を基礎に、人文科学・社会科学の諸分野において朝鮮側の研究者・専門家(研究機関含む)らとの文化・学術交流を果たしました。

この訪朝で得られたものを市民に還元し、日朝友好についてともに考える場を持つため、学術報告会を開きます。

日朝の国交正常化実現をめざして2002年に締結された平壌宣言から、今年で10年目となります。平壌宣言の履行は未だに誠実になされていないばかりか、日本による対朝鮮経済制裁も延長され、日朝の国家レベルでは対話が基本的にストップしたままの状態です。ただ、最近は、朝鮮領内で亡くなった日本人の遺骨の返還問題について、日本のメディアが取材のため平壌入りしたり、日朝赤十字会談の実施が決まるなど、日朝間のコミュニケーションが再開されようとしています。

 

このような変化は、今次の訪朝団のように民間交流が絶え間なく続けられてきた流れの中に位置づけられるでしょう。今回の学術会議が、訪朝で得られた成果や課題を日本の国内世論レベルで共有し、非正常な関係を転換していくひとつのきっかけになることを望みます。

近年、東アジアの国際情勢は刻々と変わりつつある。朝鮮半島を見ると、朝鮮では金正恩国防委員会第一委員長を中心とする“新体制”が発足し、韓国では4月にセヌリ党の圧勝で総選挙が終わり、12月の大統領選挙に耳目が集まっています。東アジアにおいて重要なプレゼンスを持つロシアでは政権交代が行われ、これから起こる米国・中国での政権交代に世界が注目しています。ヨーロッパではフランスでも新政権が誕生しました。2012年は国際政治の地殻変動が起こる “スーパーイヤー(super year)”と言えます。

このような中で、日朝の国家間の関係が“停滞”状況に陥っていることは由々しき事態であり、東アジアの平和体制構築のためにも早急に打開しなければならない案件となっています。そのためには、まず両国が継続した対話を行わなければならない。コミュニケーションの積み重ねなくして信頼醸成・友好関係は生まれないと思います。

本報告会では、今次の訪朝団に参加した研究者・市民による成果を共有し、大きな変化を遂げている朝鮮の現状を報告することで、日朝間に横たわる様々な課題を解きほぐすための視点を提供し、日朝国交正常化推進の転機を探ることを目指します。

 

この様なタイミングの中で持たれることとなった下記報告会では、日朝間に横たわる様々な課題を解きほぐすための“新聞やテレビが伝えない視点”に接して頂けることでしょう。

 [
内容次第]

開会の挨拶

グループごとの訪朝報告1<1340〜>

@国際関係 報告者:綛田芳憲(北九州市立大学)

A新聞放送学 報告者:浅野健一(同志社大学)

B思想および文化社会 報告者:小倉紀蔵(京都大学)

C経済 報告者:林宏茂(中国西安交通大学大学院)

▲質疑応答


休憩

グループごとの訪朝報告2<1510〜>

@考古学(朝鮮古代史) 報告者:井上直樹(京都府立大学)

A文化人類学 報告者:板垣竜太(同志社大学)

B朝鮮近現代史 報告者:庵逧由香(立命館大学)

▲日朝間の渡航をめぐる問題

▲質疑応答

総合講演「平壌宣言から10年 学術訪朝団の意義と課題」<1625〜>

講演者:水野直樹(京都大学)


▲日朝学術研究会(案)についてアピール

閉会の辞

懇親会 ※会場 渓水館(新町キャンパス内の南側)1階会議室<1730


参加費(資料代)  一般:1000円 /大学生以下の学生(院生含む):500円 

●出席を予定される方は、事前(懇親会含む)の旨を通知頂ければ、幸いです。

主催 文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット(略称:日朝友好京都ネット)

(電話・ファックス) 075−752−1055 
info@niccho-kyoto.net