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[オンラインジャーナル Strategic Culture Foundation 2013827]http://www.strategic-culture.org/

 

 

 

オバマはシリアに対し、戦争を始めるのか

 

 

                           ゲオロギー・ボスクレセンスキー(GeorgVoskresensky


「カン・アッサル事件をはじめとした三つのケースが、ロシアの専門家によって調査された。この調査研究は、化学兵器禁止機構の基準に、完全に符合するものだった。

調査の結論は、自由シリア軍が統制する一部のシリア領土で、今年2月に製造された弾薬とガス(神経ガス・サリン)と言うものだ」

 

政府軍が、化学兵器を使用し1000名以上を殺したと言う嘘の情報が、821日水曜日の朝から、サウジ、カタール、英国の言論で同時多発に掲載された。

(訳注―米国のイラク侵略戦争の‘根拠’は、つぎの様なものだった。パウエルが国連で、彼等が加工した偵察衛星写真まで出して見せ、≪今イラクに、100~500tの化学武器がある。≫と言い、白い粉が入っている小さいガラス瓶を振り回し、それを、イラクが≪大量破壊武器≫を持っていると言う事への≪証拠物≫として提示した。今欧米帝国主義者は、シリアに同じ手を使っている)

 

 

      http://www.strategic-culture.org/images/news/2013/08/27/n18950.jpg

 新たな侵略戦争の場所を探す事に心を砕く、黒い帝國主義者− オバマ米大統領 [出処 Strategic Culture Foundation]

 

この様な嘘情報拡散の目標は、シリア政府軍が始めた大規模反テロ作戦を中止させる事だと、ダマスカスのロシア言論媒体が数時間前に報道した。

パシャール・アサド シリア大統領の軍隊は、昨年末、外国傭兵に依り掌握されたダマスカス西部近郊チョパル村の反政府軍を圧迫した。精通した幾つかの消息通によれば、化学兵器はその時全く使用されなかったし、何処にも、

そうだったと言う明白な証拠がない。そんな主張は、単に大衆の関心を引っ張り上げる為の過大宣伝に過ぎない。

化学兵器の使用と言うニュースが出る僅か数時間前の、818日、国連化学兵器調査チームがシリア政府の協力の下、去る319日アレッポ近郊のカンアルーアッサルの村で起きた、化学兵器・推定攻撃(当時26名が死に、86名が負傷に合う)を調査する為、入って行った。

シリアは、国連調査を支援する為、良く整理された事件関連資料を提供した。(訳注―帝国主義列強の言論媒体は、殆どこの事実を伝えていない。即ち、国連チームが、“シリアの要請”で行ったにも拘らず、チョパル村事件を調査するために乗り込んだ様に仕組んだ報道をしている。)

シリアの協力と、釈然としない国連の調査

国連調査チームには、スエーデンのアケ・セルストゥロム教授を責任者として、化学兵器禁止機構と世界保健機構の科学者10名が含まれている。しかしこの調査チームは、構成員の名前も全く公開されないまま、319日の事件(カン アルーアッサル村)以後、僅か数日で構成された。初めから、作業を妨害する欧米の外交術策が稼働された。シリアが到底受け入れがたい方向に追い立てる状況だった。

ロシア外務大臣 セルゲイ・ラブロフは、化学兵器に関連する状況が、地政学的目標を達成したり、外交ゲームの術策の為の想像力の素材として利用されては駄目だと言う声明を発表した。繰り返すまでもなく、政府軍が化学兵器を使用したと言う想像は、欧米が、調査報告書の真実の当否に対する点検を拒否しながら、一斉に増幅されている

セルストゥロム調査チームは、作業を始める十分な根拠を持っていた。69日、ロシアは80頁以上の写真と地図、過程と結果が含まれた、シリア化学兵器使用の場合の関連資料を、国連事務局と安保理に渡した。

カン・アッサル事件をはじめとした三つのケースが、ロシアの専門家によって調査された。この調査研究は、化学兵器禁止機構の基準に、完全に符合するものだった。

調査の結論は、自由シリア軍が統制する一部のシリア領土で、今年2月に製造された弾薬とガス(神経ガス・サリン)と言うものだ。

セルゲイ・ラブロフは、319日、事件調査関連の対話で、“我々の調査は、十分に実施されたし、100%に標準を順守した。”と語った。パン・キブン国連事務総長は、処理しなければならない調査結果を持っている。しかしまだ、報告書の結論が公開されていない。その一方で、821日、嘘の情報が拡散された。

これは、攻撃的情報戦争の明らかな事例だ。今シリア事件は、調査結果とは違う方向に行っている。

情報戦争の終わりは、‘攻撃準備’

まずセルストゥロム調査チームは、犯罪者たちが化学兵器を使用した319日の、カン アル・アッサル事件から、821日チョバル化学攻撃推定事件に転換した。国際的専門調査チームが、信頼するに値する結果を出す前に、一歩前で、米国はいきなりシリア攻撃準備の筋肉をほぐしている。“米国防部は、オバマ大統領の命令に従い、対シリア軍事オプションを遂行する為準備している。”こんな報道が、世界の主要強大国の反応を把握しながら、毎時間繰り返し討論され、言論を飾り立てているのだ。この頃、一日の仕事の全部であるかの様に、大衆がシリア攻撃を、当然視するかの様に集中的努力が傾注されている。言論媒体は、米国の介入検討が何を意味するのか忙しく解説している。

オバマ大統領は、米国を不法なシリア戦争に接近させながら、イラク侵攻直前のジョージ・ブッシュ前大統領の動きを反復していると、ロシア下院国際委員会のアレクセイ・プシコフは、この事態を論評した。彼はまた、万一、なんらかの戦争が米国によって開始されたら、その争いはシリア国境に限定されず、自動的に拡散されるだろう。こんな場合に備え、シリアとイランは警告して来た。しかし米国は、どんな計算をしているのか?

オバマが、米国を戦争に追い込むのか、そうではなく、外交政策の調停に必要な幾つかの他の力を行使するのかは、さほど重要でない。

いま本当に重要な事は、他の国に対する唯一の世界覇権の軍事的介入が、ユーゴ、アフガン、イラク、リビアの戦争以後、不吉な日常生活の規範となると言う思いを持つ事だ。

(訳 柴野貞夫 2013828日)

<参考サイト>


☆ 385 
イラクで作り出された惨状が残した教訓(労働新聞 2013年4月11日付)

 

☆ 314 戦争の雲が濃くなって行く中東 (朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2011年11月21日付)

 

046 米国はイラン侵略準備を完了した(韓国・チャムセサン民衆言論 07年3月5日付)

 

☆ 214 チョンアン艦事件(報道)を見ると、‘トンキン湾事件’を思い浮かばせる (韓国・オーマイニュース 2010年6月2日付)