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(韓国民衆言論 チャムセサン 国際記事 20141210日付)
http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=89514&page=1&category1=38


        拷問が米国人保護に必要だと言うCIA主張は、完全な虚構だ

 

 

911事態以降、米国中央情報局(CIA)が、テロ容疑者達を対象に恣行した拷問の驚愕な実情が公開され、対策を促す声が拡散している

 

 

チョン・ウンヒ記者

 

米国上院・情報委員会が、9日(現地時間)公開したジョウジWブッシュ行政府時期のCIAの、海外秘密監獄における拷問の実態報告書は、2001911以後、ヨーロッパとアジアの秘密施設に収監されたアルカイダ隊員達を対象に、恣行(しこう)されたCIAの拷問実態を具体的に明らかにしている。

  
   上写真―ブッシュ政権時代、CIAの海外秘密監獄の拷問実態報告書の一部。収監者の拘禁期間などの情報は確認できないし、秘密基地は、‘サイトブルー’などの別称で表記されている。

報告書作成を主導して来た、ダイアン・パインスタイン米上院情報委員長は、報告書を公開し、“CIAの‘強圧的な拷問技術’は、効果的ではなかった”などの、四つの核心意見を明らかにし、対策を講じなければならないと言った。“CIAは、議会と大衆にこの作戦と効果に対し、広範囲に不正確な情報を提供した”“この措置に対するCIAの処理は不適切だったし、深刻な欠陥を持っていた”、“CIAの措置は、政策立案者と米国民に報告したもの以上で、遥かに残酷だった”と言う意見も付け加えた。
報告書が公開されるや、米国の言論人、専門家と人権活動家らは、‘ブッシュ政権時代、拷問プログラムは、最高公職者が体系的に組織した’と非難したと、進歩言論<コモンドゥリムス>は伝えた。
国際アムネステーインターナショナルは、9日、“この報告書は911後、米国の最高当局者らが許可した、人権侵害の驚愕な事実を提供している”とし、“数年間知られている証拠にも拘わらず、誰もCIAの改革に乗り出さなかった”とし、“こんな話はもう終らなければ成らない”と、明らかにした。

(訳 柴野貞夫 20141210日)