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(韓国・民衆言論 チャムセサン2014年12月19日付) 
「憲法裁の統合進歩党解散決定は朴正
煕式独裁」−外信が一斉に伝える

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=89626

 

 

  外信は“(憲法裁判所による)統合進歩党(強制)解散”を一斉に批判報道している

● 表現の自由への懸念  
●パク・クネ政権の「不正選挙陰謀の回避」

● 左右分裂の悪化     
朴正
煕式―独裁

 

▲ 写真・憲法裁判所の党解散決定に抗議する(中央女性)イ・ジョンヒ統合進歩党代表 (出処 BBC 画面キャプチャー)

外信が、憲法裁判所の統合進歩党解散決定事件を、先を争って報道した。<ニューヨークタイムス>は、特に統合進歩党解散審判に対し、野圏(野党)がパク・クネ政府に対し、提起している“不正選挙陰謀回避,左右分裂の悪化、朴正煕式―独裁”などの批判を詳細に伝えた。
18(現地時間)、<ニューヨークタイムス>は、“韓国憲法裁判所は、親北的(pro-North)立場だと言う主張によって迫害されて来た小規模左派政党の解散を命じた”とし、“評論家達は、(この判決に対し)軍事独裁者達が強制して来た、表現の自由を抑圧した限界を曝け出したと語った”と報道した。
<ニューヨークタイムス>は、まず“<韓国で>進歩政党は、1988年、基本的な公共の権利保障を改善するために作られた”とし、“1980年代末、韓国は、軍部が後ろ盾となる数十年間の独裁の果てに、真正な民主主義に進化して行った”とし“パク・クネ大統領の父親を含む独裁者達は、独断的に議会と政治団体を解散し、野党を弾圧する為に政党の活動を禁止したりして来た”と説明した。
続いて、“(統合進歩党)党員達は、北韓と、より大きな和解を願っただけだと言う”とし、“彼等は、政府機関(国家情報院)が、与党候補を助ける為の不法なオンラインキャンペーンに乗り出したと言う批判をすり替える為に、(パク・クネ政府が)<内乱の嫌疑>をでっち上げた”と言う批判を伝えた。
<ニューヨークタイムス>はまた、“今回の判決を通してパク・クネ政府が、意思表現の自由を制限し、左右の激烈な分裂を悪化させると言う懸念を掻き立てている”とし、“パク・クネの(政治的)競争者達は、強硬な彼女のスタイルが、父親−パク・チョンヒ(朴正煕)と類似していると語った”と指摘している。
この言論(NYimes)は同時に、“韓国内部の分裂の中で多くは、北韓をどの様に見るのかに左右されている”とし、“韓国は1950年代の初めの3年間の戦争後、北韓と世界から、最も強力に武装された国境を突き合わせている”のであり、“南韓ではその上、讃えるだけでも7年の刑を招くほどだ”と付け加えた。

(憲法裁判所による)統合進歩党(強制)解散審判は、熾烈な政治闘争の中から出てきた

英国BBCも<ニューヨークタイムス>と類似した懸念を伝えた。BBCは、18日(現地時間)“韓国法院、親北(pro-North)政党を禁止”と言う題目で“韓国が数十年ぶりに、初めて政党を解散させた”とし、“法院は、北に対する支援をした嫌疑で政党に対する解散を命令したが、これは、南韓での表現と結社の自由に対する懸念を高めさせる”と評した。
また<ロイター>は、“統合進歩党に対するパク・クネ政府の訴訟は、イデオロギーと、北韓に対し深刻に分割された国の、保守と自由主義(リベラル)間の熾烈な闘争の中で繰り広げられた”と指摘した。
この言論はまた、“イ・ジョンヒ統合進歩党代表は、判決後、‘偽りと妄想に基づいた全体主義の門を開いた’とし、‘効果的に韓国を独裁国家に転換させた’と明らかにした”と伝えた。
統合進歩党について<ロイター>は、労働階級と、社会の進歩的な成員の為と言うこの党は、2011年の創党以来、今年初め、内乱刑で国会議員1名に対する起訴を含んで、激烈な現実にぶつけられた“と紹介した。

(訳 柴野貞夫 20141224日)

 

<参考サイト>

☆352 世界を見る−世界の新聞から/「維新」独裁の復活は絶対に許されない(朝鮮民主主義人民共和国・朝鮮中央通信2012年8月11日付)

☆戦後、韓国の政治史(李承晩から朴正煕暗殺まで 1945〜1979)(柴野時事問題研究会)


☆全斗換(第五共和制)から、87年6月民主化抗争まで(柴野時事問題研究会)