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(韓国民衆言論 ハンギョレ 国際ニュース 2015428日付)
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/688899.html

      安倍‘慰安婦’謝罪・反省なく、“世界平和に貢献”と自画自賛

−ハーバード大での初演説で、学生の質問に‘慰安婦’を、
‘人身売買の犠牲者’だとして、国家の責任を回避する発言をした−


                           ワシントン・東京/パク・ヒョン キル・ユンヒョン特派員

 

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    写真上 安倍晋三・日本総理 (左二番目)と夫人・アキエが、27日米国ワシントン−ホロコースト記念館を訪問し、第2次世界大戦当時、外交官杉原チウネが発給した査証によって、ナチのユダヤ人虐殺を避けた生存者らと共に‘永遠の火’の前で、黙祷している(写真・APニューシス)

○ホロコースト記念館訪問は、計算されたもの

“日本が世界の平和と安全の為に、更に積極的に貢献しなければならないと云う決意を新たにした。” 

米国訪問二日目である27日(現地時間)ワシントンに到着した安倍総理は、ホロコースト記念館を訪ね、このように語った。安部総理はこの日、ボラク・オバマ大統領の案内を受け、リンカーン記念館を見学した後、アーリントン国立墓地とホロコースト記念館を相次ぎ訪問した。米国の首都で戦争追慕施設を相次いで訪れて行ったのは、自分の‘歴史認識’に対する米国社会の懸念を緩和して見ようとする、計算された歩みであると読まれる。

○ホロコースト記念館の観覧終えたあと、反省でなく‘自画自賛’

ホロコースト記念館の観覧を終えた安倍は、準備された演壇に進み出て、質問を受けないまま、短く自分の感想を述べた。彼は“戦後70年とアウシュビッツ解放70周年を迎え、博物館を訪問し厳粛な気持ちになった。去る1月イスラエルでも、ホロコーストのような悲劇が二度と繰り返えされてはいけないと言う決意を表明したが、尚一層そんな決意を心に刻む事と成った。”語った。

この後、安倍が口にしたのは、日本の過去の間違いに対する謝罪と反省ではなく、‘自画自賛’だった。彼は、“今日、再び人間の善意に対し希望を持たせることとなる、特別な出会いがあった。リトアニアで(日本外交官である)杉原チウネ(19001986)が発給したビザで、命を救った人達との出会いだった。こんな日本人がいたと言うことに対し、矜持(きょうじ)心を感ずる。悲劇も、善意の勇気も忘れられない様に、日本が世界の平和と安全の為に、更に積極的な貢献をしなければならないと言う、決意を新たにした。”と語った。安倍は、1月、イスラエル訪問でも戦争に対する謝罪と反省の代わりに、杉原に言及したことがある。

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    写真上 “私は日本軍性奴隷で生き残った生存者だ”というプラカードを持ち、日本軍慰安婦被害者、イ・ヨンス(87)ハルモニなどが、27日米国ケンブリッジのハーバード大前で、安倍総理が日本の戦争犯罪に対し謝罪する事を要求する示威を繰り広げている。(ケンブリッジ・連合ニュース)

○訪米二日目、ハーバード大での初演説、学生達の質問に責任回避した安倍


安倍総理のこんな態度は、この日午前、ハーバード大学生達との対話の場所でも、そのままだった。安倍総理は、韓国系二学年の学生が投げかけた、‘慰安婦に対する日本軍と政府の責任を認めるのか’という主旨の質問に、“人身売買の犠牲となり、筆舌尽くしがたい経験をした人達を考えれば、今も私の心が痛い。この心は、歴代総理らと違いは無い。”と語った。慰安婦制度に対し軍と政府の責任を明白に認める代わりに、‘人身売買’という言葉を通して、民間の責任がもっと大きいと言う事実を暗示したのである。

○安倍、中国を批判し、米国の“アジアリバランス政策”に従う事を表明

彼は続いて、“(慰安婦動員過程の強制性と軍の関与を認めた)‘河野談話’に対しては、継承すると、今まで何度か述べてきた”と言う原則的な言葉を繰り返して来た。

この場所でも、安倍は、“日本は、過去世界大戦に対する深い反省とともに、平和国家として70年の間、歩んで来た”“日本が強く、信頼される国家になるという事が、リバランス(再均衡政策)を推進する米国に利益となる”と、日本の役割を強調し、“中国の発展は、日本と世界に極めて大きいチャンスだが、南中国海(南シナ海)と東中国海(東シナ海)で繰り広げる行動に対しては、日本を含むアジアの多くの国家が、憂慮している”とし、中国を批判した。
安倍が、今回の訪米期間の初めての演説で、こんな見解を明らかにする事に基づけば、29日、米議会上、下院合同演説でも、進展された歴史認識を期待する事は難しいと見える。                                                                                                                                (訳 柴野貞夫 2015429日)