(朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 <日・韓合意に対する朝鮮外務省の回答 2016年1月2日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=gisa2&no=218107
日本軍‘性奴隷’問題の<日・韓合意>に対する
朝鮮民主主義人民共和国外務省代弁人回答
●≪慰安婦問題が最終的であって、不可逆的に解決された≫と言う主張は、国際的正義と被害者達の正当な要求を無視した、政治的談合の産物であると同時に、日・韓・米三角軍事同盟を狙う米国の意向である。
●日本軍性奴隷犯罪は、朝鮮半島の南側だけにある問題ではない。また特定の国の操縦や仲裁によって曖昧に妥協し、幾らかの金で騙される問題ではない。
●日本は、性奴隷犯罪を含む戦争犯罪に対し、徹底した謝罪と賠償をしなければならない。
朝鮮民主主義人民共和国外務省代弁人は、日本が、南朝鮮との日本軍性奴隷問題協議≪妥結≫について騒いでいる事と関連して、1日、朝鮮中央通信社記者が提起した質問に次の様な回答をした。
諸報道に依れば、日本当局者らが最近、南朝鮮と日本軍性奴隷問題を≪妥結≫する事に合意した事について、≪慰安婦問題が最終的であって、不可逆的に解決≫されたと言う主張を並べ立てた。
抜け殻だけの≪謝罪≫と、安っぽい資金の支出で、日本の極悪な性奴隷犯罪行為を覆い隠してしまおうとした今回の合意は、徹頭徹尾、国際的正義と被害者達の正当な要求を無視した、政治的談合の産物として絶対に許すことは出来ない。
注目されるのは、今回の合意について、米国が急いで≪祝賀≫と≪全面的履行支持≫を云々したことだ。米国は、日本と南朝鮮を、彼らが推進する侵略的三角軍事同盟に束ねる為に、≪日本軍慰安婦≫問題の≪妥結≫を唆(そそのか)して来た。
日本軍性奴隷犯罪は、特定の国の操縦や仲裁によって曖昧に妥協し、解決する性格の問題ではなく、幾らかの金で、世間知らずな相手を騙して解決することが出来る問題では更にない。
日本国家が、20万名の朝鮮女性を始めとして、世界のいろんな国の女性達を相手に強行した性奴隷犯罪は、国際的な特大形反人倫犯罪として、その被害者達は、朝鮮半島の南側だけでなく北側にもいるのだ。また、他のアジア諸国とヨーロッパにもいる。
日本軍性奴隷被害者達は、加害者である日本政府が、国家の法的、道徳的責任を認め、本気で謝罪し賠償し、踏みにじられた名誉に対する回復と再発防止措置を、一日も早く執ることを一貫して要求してきたし、この様な被害者達の要求が貫徹しない韓・日問題は、絶対に解決されることはない。
日本は、日本軍性奴隷犯罪を含む戦争犯罪と特大形反人倫犯罪に対する、国家的法的責任を認め、あらゆる被害者達が納得出来る様に、徹底した謝罪と賠償をしなければならない。
(訳 柴野貞夫 2016年1月4日)
<当サイトの関連記事>
☆445 日本軍慰安婦問題で公開謝罪と賠償を勧告(韓国・ヨンハップ 2014年7月25日付)http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_445.html
☆444 国連人権委員会、日本軍慰安婦を‘強制的奴隷’(韓国・統一ニュース2014年7月17日付)http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_444.html
☆442 日本政府は‘慰安婦強制連行’を否定した(韓国・ハンギョレ 2014年6月20日付)http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_442.html
☆民衆闘争報道/吉見義明教授の講演記録<3>( 奈良 2013年5月26日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_91.html
☆民衆闘争報道/吉見義明教授の講演記録<2>( 奈良 2013年5月26日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_90.html
☆民衆闘争報道/吉見義明教授の講演記録<1>( 奈良 2013年5月26日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_89.html
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