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(韓国民衆言論 プレシアン 「国連の対北制裁は、朝鮮の‘悪魔化’から始まった」 2016年4月25日付)
http://www.pressian.com/news/article.html?no=135846
<英語原文http://www.globalresearch.ca/the-crucifixion-of-north-korea-the-demonization-of-
the-dprk-un-security-council-resolution-2270/5514167



  国連による対北制裁は、米国による朝鮮( DPRK )の‘悪魔化’から始まった


下記の文は、カナダのグローバル研究機関‘グローバルリサーチ’に載せられたコラムニストCarla Stea、の文「朝鮮を十字架にかけ、悪魔として扱う国連安保理決議2270」の翻訳文だ。(訳者注―英語原文の全訳ではない。)Carla Steaは、グローバルリサーチ所属のコラムニストとして、米国の国務省と国連で、公認のコラムニストだ。
彼は去る3月2日、(現地時間)朝鮮の第4次核実験(水爆)に対応する為に用意された国連安保理の対北制裁2270号は、朝鮮に対し二重的な物差し(二重基準)を突き付けた結果だと指摘した。
それだけではなく、彼はこの決議によって、東北アジアの緊張が高潮され、朝鮮が崩壊されれば、これは必ず中国にも相当な影響をもたらすだろうと観測した。一例として、南韓にサードミサイルが配置されれば、中国は軍備競争の渦巻きに進入することとなる可能性が高く、この様になれば、1980年代のソ連の様に、中国もやはり米国と軍備競争を展開する国家の存立危機に、身を置くこともあると予測する。
文を(朝鮮語に)翻訳したソン・ジェサン理事は、ソウルの米国公報院(USIS),韓国外交部駐日本新潟総領事などを歴任した。彼は現在、<平和と統一を開く人々>の‘平和統一研究所’理事として活動している。

【本文要約】
朝鮮を卑下し、苦しませる為に使用される計略と謀略は、イラクの滅亡とサダムフセイン殺害、最悪のテロ拡大を招来した1990年の国連安保理決議―678号の類型と類似する
201632日(現地時間)に採択された朝鮮制裁決議は、国連安保理の歴史上、最も破廉恥で、挑発的な決議の中の一つだ。
●安保理を主導した米国は、(かつてソ連に対して行った様に)軍備競争を仕掛けて中国の崩壊を誘導している。
国連安保理は、朝鮮半島の破壊と中国への秘密の戦争準備を手助けしてい
どうしてロシアと中国が、国連安保理 決議・2270に対し拒否権を行使しなかったのか。我々はこの事を問わない訳にはいかない。

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▲去る3月2日<現地時間>米国ニューヨーク国連本部で開かれた安保理理事会で、理事国が満場一致で対北制裁決議案を採択した。写真―AP・ヨンハップニュース

<本文>

   朝鮮( DPRK )を十字架にかけ、悪魔として扱う、国連安保理決議2270’

朝鮮を悪魔として扱う事は、呆れ果てた二重基準と、脱北者達の虚偽証言に立脚している。

                                              By Carla SteaGlobal Research

●この朝鮮住民達に途方もない苦痛を与える安保理の野蛮的決議は、偽善と二重基準に基づいている
米国の前法務長官、レムジ・クラーク(  Ramsey Clark, Formerは、米国のイラク侵攻に対する国連安保理決議678号と関連して、“戦争を防止するために創設された国連が、戦争の道具になっている”と語ったことがある。
2016年3月2日(現地時間)に採択された朝鮮制裁決議は、国連安保理の歴史上、最も破廉恥で、挑発的な決議の中の一つだ。
この非合理的で残忍な決議は、朝鮮の経済を窒息させ、朝鮮住民達に耐えがたい苦痛を与えるものとして、朝鮮が反発する様にした。
朝鮮を悪魔として扱う事は、呆れ果てた二重基準と、脱北者達の虚偽証言に立脚している。脱北者達は多くの金を貰って、朝鮮の人権侵害に関する煽情的でむごたらしい証言をする。この証言は、後で虚偽だと言うことが判明し、証人達自らが証言を撤回する事もした。米国の日刊紙<ニューヨークタイムス>と、英国の<ガーデイアン>紙が、これを報道した。
決議2270号は、東アジアで大規模な戦争を惹起し、朝鮮の焦土化と南韓・朝鮮の大量殺傷を招来することになる。合わせて、中国の軍事費支出を増加させ、数億の中国国民たちを貧乏から抜け出すことが出来ない様にする。
この決議の偽善と二重性(二重基準)は、朝鮮住民達に及ぼす途方もない苦痛を考えた時、野蛮的だと言うことが出来る。決議30項は、朝鮮全体の産品輸出の50%を占めている鉱物類の輸出を禁止している。
決議17項は、全ての加盟国が、彼らの領土内でも、彼らの国民が朝鮮住民達に高度の物理学、高度のコンピューター科学、核工学などに関する専門教育・訓練を、実施することが出来ない様にした。この決議は、朝鮮の知的な貧困を呼び起こし、特に医学分野で初歩的な水準に留まる様にする。

●米・駐国連大使は、米国が罪なき捕虜達を苛酷に拷問してきた事実には言及せず、朝鮮の政治犯への「拷問」という脱北者の虚偽証言に基づいて、北の「人権状況」を非難した
朝鮮を卑下し、苦しませる為に使用される計略と謀略は、イラクの滅亡とサダムフセイン殺害、最悪のテロ拡大を招来した1990年の国連安保理決議―678号の類型と類似する。さらにリビアを抹殺し、国家元首であるカダフィを不法殺害しながら、リビアを、世界的に急激に増加するテロの培養地にした国連安保理決議―1973号採択とも似ているのだ。
国連安保理は、去る2014年12月22日、虚偽として判明された‘朝鮮の人権状況’報告書を、ロシアと中国の反対にも関わらず安保理の議題に乗せ、朝鮮の人権責任者を国際刑事裁判所に回付する様に促した。しかし、会議以後、国連人権担当事務総長補である Ivan Simonovic は、調査委員会 (the Commission of Inquiry)の調査基調として使用された脱北者達の証言が、国際刑事裁判所が受け入れるだけの証拠となることが出来ないと言う事を記者に是認した。
201412月の安保理会議で、米国の駐国連大使は、朝鮮の収容所で或る政治犯の子供が茹(ゆ)でられ、動物の餌となったと云う証言があったと語った。
この米国連大使は、最近発表された米国上院の拷問行為報告書が、米国が罪なき捕虜達を苛酷に拷問したが、(そのうち)何人かの捕虜達は180回以上も、水攻め拷問を受けたと言及した事実を無視したのだ。


●シン・ドンヒョクの虚偽証言による著書『キャンプ14からの脱出』が、朝鮮人権問題に関する国連調査委員会の調査基調となった
<ニューヨークタイムス>と<ガーデイアン>も、多くの脱北者達の証言が、虚偽であることが判明されただけでなく、この 脱北者達も後に、国連調査委員会の調査の基調となった彼らの証言を撤回したとし、彼らは当初 最も扇情的で衝撃的な虚偽陳述に対し、時間当たり500米国ドル以上の、多くの報酬を受けたと報道した。
架空的な内容の『キャンプ14からの脱出』2012年に出版され、27か国の言語で翻訳された事がある。(訳注―邦題:『北朝鮮14号管理所からの脱出』−として、日本でも出版された。)その著者、シン・ドンヒョク氏は、前国連人権担当責任者であるNavi Pillayに会っており、彼の虚偽陳述が国連調査委員会の調査基調となった。
シン氏はその後に、彼の陳述の主要部分を撤回し、その残酷な話を、とても願った調査官達に謝罪した。

●脱北者の捏造報告に関する英紙<ガーデイアン>の報道、脱北者が提供する証言が衝撃的であるほど、彼らに支払う報酬が多くなると南韓当局者が証言
<ガーデイアン>は、次のように報道した。シン氏の他にもまだある。イ・スンオクと云うまた一人の脱北者は、2004年、米国下院の証言で、朝鮮の政治犯収容所に収監されたキリスト教信者達が、熱湯で拷問と死に遭ったと陳述した。しかし、イ氏の証言は、彼が政治犯でなかったと云う事を直接知っている、当時ソウルの脱北者協会長であるチャン・インソク氏に依って反駁された。脱北者達のインタビューに対する現金支払いは、長い間、慣例となって来た。 南韓の統一部関係者も、(脱北者達が)提供する情報の質によって、この対価(報酬)に大きな差があるだろうと語った。話がもっと衝撃的であるとか、感動的であればあるほど、もっと(対価−金が)多いと云うのだ。
国連安保理の行動には、二重の物差し(ダブルスタンダード)が多く作用する。安保理が朝鮮を、国際刑事裁判所に提訴するのに基調となる調査委員会報告の正当性に対しても、疑問が多い。朝鮮に対する孤立化,非難、中傷、悪魔化は、とても流行しており、いい金儲けとなる事業になった。

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▲国連総会で演説するリ・スヨン朝鮮外務相 AP=連合ニュース

●朝鮮
のリ・スヨン外務相は国連総会で演説

2014927日(現地時間)、朝鮮のリ・スヨン外務相は国連総会で下記の様に演説をした朝鮮半島は、昨年、一触即発の戦争直前状況に到達した。それは、ピョンヤンを占領するための韓・米軍事訓練として始められた。今年1月、朝鮮政府は韓半島で相互間の軍事的敵対行為を中断する事を提議した。
しかし、朝鮮に対するこの挑発的な合同軍事訓練は、4月と8月に強行された。朝鮮政府は朝鮮半島、また地域全体の平和と安全にとって深刻に脅威となる軍事訓練問題を、安保理に正式に回付したが、安保理はこれを拒否した。したがって、平和的環境は、我々が始めた国家経済の発展基調を持続させる為に必ず必要なのだ。
カタールの衛星放送であるアルジャジーラは、次の様に論評をした。
もし、現在の制裁が体系的に強行されれば、北韓は大きな打撃を受けることになるだろう。最近、回復し始めた朝鮮経済は再び萎縮され、生活水準も減退するだろう。”
国連安保理が、朝鮮の経済を無力にするこの決議を採択してから5日後に、韓・米両国は2か月間のキーリゾブルとトクソリ訓練を始めた。この訓練には北韓政府指導部除去の為の、IS(イスラム国)式の【斬首作戦】も含まれた。
<チャイナデイリー>は、今年の軍事訓練が、最先端兵器を動員した最大規模の訓練になるだろうと報道した。
カダフィ・リビア国家元首が、核兵器プログラムを放棄した後、リビアと彼の指導者達が経験した運命を目撃した北韓は、どんな状況でも核プログラムを放棄することはない。尚且つ、誰が北韓の核プログラム放棄を要求する権利を持つのか、誰も出来ないだろう。

●駐国連・米国大使が国連安保理会議でさらけ出した、甚だしい偽善と二重性。駐国連・米国大使は、自分が代表している国―米国の現実を認識しているのか
今日、世界で核兵器を保有した国は9か国であるが、これを使用した国は、唯一米国だけだ。去る32日、国連安保理会議で駐国連米国大使は、次の様に言及し、甚だしい偽善と二重性を剥き出した。
朝鮮を見渡せば、時には完全に、異なる二つの現実を見るようだ。一つは、遠く離れた場所を核攻撃することが出来る大陸間弾道ミサイル開発に途方もない資源を消費する北韓があり、また一方、5歳未満の子供達の25%が慢性的な栄養失調で発育不全を経験している朝鮮があると。
先の週末に米国政府は、建造費が途方もなく懸る攻撃用潜水艦ワシントン号の進水を祝賀した。米国は、年間6120億ドル(73兆円)以上の軍事費を使用し、全世界の150ヶ国に軍隊を駐屯させている。
そうであっても、20151211日(現地時間)<パイネンショルタイムス>は、米国市民の20%が貧困層に属し、無住宅問題は国家的羞恥だと指摘した。
国連駐在−米国大使の朝鮮に対する言及は、まるで、米国の経済状況をそのまま、語っている様だ。

●朝鮮の固有な自衛権の行使は、 国連憲章51条に基づいた正当な行為だ。サードミサイルと、Xバンドレーダーは、朝鮮半島防衛に必要な水準を遥かに超えている
17000名の米軍と30万名の南韓兵力が、ピョンヤン占領と、斬首作戦で、朝鮮の生存を脅かす事が、国連憲章51条に基づいた北韓の固有な自衛権の行使を正当化しているのは当然だ。
韓米両国軍は、彼らの脅威と目標を広げ、南韓にサ―ドTHAAD・高高度ミサイル防衛システム― <the THAAD missile system〉配置を準備している。王毅中国外相は、ドイツ・ミユンヘンで、<ロイター>通信と持ったインタニューで、次の様に言った。
中国は、米国の南韓内のサド配置の動きに対し、重大な憂慮を持っている。サドの探知区域、特にXバンドレイダーの監視範囲は、朝鮮半島防衛に必要な水準を遥かに凌駕する。それはアジアの奥地まで到達し、中国の戦略的安保利益を直接傷つけるだけでなく、この地域の異なる国々の安保利益も損なわせる。中国は、どんな国も、朝鮮半島の核問題を利用し中国の正当な権利と利益を損傷させる事に反対する。
さる117日(現地時間)<ニューヨークタイムズ>は、中国は、米国が南韓にサドを配置する為の口実として、朝鮮の核実験を利用していると非難した。と報道した。また、中国社会科学アカデミーの東北アジア研究院のワン・ジュンスエン博士は、米国は、サードミサイル( the THAAD missile systemで、中国とロシアを牽制し、戦略的に南韓を中国から離間させようとしていると語った。


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▲サドの実験発射場面 
AP=連合ニュース


●中国を包囲する日・米の軍事体制と、ロシアを包囲するNATO基地と南韓のサードミサイルの配置
実際に、日本が日本軍慰安婦問題に対し、南韓に謝罪したのは、米国の圧力が作用した。米国の立場では、中国を包囲する為に日本、韓国、そして北アジア同盟軍の連帯を強化しなければならない為だ。20142月に、米国カリフォルニアのCamp Pendletonで実施された、米・日‐年例軍事訓練“Iron Fist,”は、現在まで実施された米・日間の訓練の中で、最大規模だった。この訓練では、島を占領し、爆破させるために投入された軍隊を、防衛するための空軍勢力と無人機が含まれる。ロシアは、西方ではNATO基地によって、東方ではサードが配置された南韓によって包囲された。

●国連安保理は、朝鮮半島の破壊と中国への秘密の戦争準備を手助けしている
無謀で懲罰的な対北制裁決議―2270号は、朝鮮を完全に崩壊させ、朝鮮の避難民が韓・米両国の軍隊を避け、中国へどっと流れ込む不吉な可能性を秘めている。
このことは、この地域の状況を、手のつけようもなく悪化させるものであり、中国としても、自国の国境地帯に敵対的軍隊が駐屯する事を、決して座視しないであろう。2年余前、エール大学の<国際問題ジャーナル>は、偉大な社会学者で、前職ジミー・カーター大統領の顧問であったDr. AmitaiEtzioni.の論説―Who Authorized Preparations for War with China? (誰が中国との戦争準備を承認したのか?)を載せた。昨年彼は、私と一緒にこの秘密の戦争準備に対する懸念に対し、討議した。
朝鮮半島の破壊は、米国と中国という超強大国間の致命的な対決の付随的な損傷に過ぎないかもしれない。そして、国連安保理は、もう一度、戦争の発生を容易にする為に,歪曲され、捏造されてきた。これは極度の無責任だ。

●米国と資本主義強国によるソ連を崩壊させるために仕掛けられた軍備競争。それに類似した、中国への軍事的圧力と軍事競争への誘導
レーガン大統領が構想したスターウオーズプログラムは、ソ連の社会主義プログラムを損傷させながら、ソ連を、莫大な軍事的投資を必要とする軍備競争に誘引することに、その目的があった。これは、ソ連の国民達の挫折感と幻滅を招来し、結局ソ連の崩壊に寄与した。
その時、資本主義の強国達は、社会主義の失敗を満足げに眺めたのである。サードミサイルの目的も、中国の経済投資優先順位を歪曲させる状況に誘導するためのものだ。
5億の人口を貧困から救い出し、彼らの経済制度の驚くべき成功を立証した中国を軍備競争に陥れながら、国民の生活水準を向上できない様にして、旧ソ連が軍備競争期間に経験した事と類似した、挫折と幻滅を招来させ、中国の体制と生存の可能性も弱化させるのだ。
1992年に、私は、ソ連の最後の駐国連大使で、また最初の駐ロシア大使でもある Yuliy Vorontsev 氏と,この軍備競争に関して、長い時間、対話を交わした。彼は次の様に話した。
我々には、我々を防衛するだけの十分な武器があった。しかし、我々は軍備に、もっと多い投資をするように誘導された。この誘導に引きずり込まれない様にしなければならなかった。
朝鮮が崩壊すれば、中国は大きな打撃を受けやすくなる。南韓にサードミサイルが配置されれば、軍備競争が触発されるだろう。これは資本主義強国内の1%の人々にだけ利益となるものだ。彼らは、軍産複合体の軍備増強で利益を受け、さらに戦争で途方もない利益を受ける。
しかし戦争は、中国が成し遂げたあらゆることと、より健全で、より人道的な世界の為の中国のモデルを破壊するものだ。そして、その後に起きる途方もない流血事態は、国連安保理の遺産となるものだ。

●ロシアと中国は国連安保理 決議・2270に対し、どうして拒否権を行使しなかったのか
ロシアはその安保理会議で、以下の様な陳述をした。ロシアは、東北アジア情勢の否定的な動きに対し、深刻な懸念を持つ。我々は朝鮮の行動を、この地域での攻撃用武器とサードミサイル配置含んだ軍事力増強を正当化することに利用しようとするのを懸念する。今日、我々が採択した安保理決議を、朝鮮経済を窒息させることに使用してはならない。その点で、我々は今日、この決議が採択される前にも、米国、日本、韓国などが、朝鮮に対する一方的制裁を性急に実施する事を憂慮する。この様にすることは朝鮮の数百万住民達、特に、最も脆弱(ぜいじゃく)な住民達に否定的な人道的結果を招来するだろう。”
中国は、次の様に語った“中国は、韓半島にサードを配置する事に反対する。何故なら、これは中国と北地域諸国家の戦略的安保利益を阻害し、朝鮮半島の平和と安全を維持することに違反し、朝鮮半島問題の政治的解決のための国際社会の努力を深刻に毀損するためだ。”
朝鮮半島の統一は、多くの南・北韓の人々の熱望だ。国連安保理決議2270号の採択は、この熱望を空想にする、世界経済構造の劇的変化(資本主義体制の崩壊)なしには,戦争と殺戮が生まれる可能性が極めて高い。
最も良い状況下でも、朝鮮人たちが長い間念願してきたこの統一は、達成することが非常に難しい。そして現在の状況が、最悪であるようだ、資本主義の西欧世界の経済構造と優先順位の変化は、朝鮮民族の半世紀以上持っている念願である、統一を実現する最も良い環境を提供するだろう。
                                      (訳 柴野貞夫 2016年5月4日)

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[論考]「挑発国家−北朝鮮」という言論媒体の決まり文句は、白黒を置き換える欺瞞の極致だ
 (2016年4月13日) 

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世界を見る−世界の新聞/如何なる野蛮な<超強度制裁>も、前代実聞の軍事的圧殺も、天人ともに怒る<体制崩壊>策動も、必勝の先軍大路を疾風する我々の前進を妨げることはできない
(朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2016年4月4日付)

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米韓合同軍事演習を直ちに中止せよ−朝鮮<祖国平和統一委員会 重大報道>に寄せて
(柴野貞夫時事問題研究会 2013年3月24日)

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世界を見る−世界の新聞/我が共和国の尊厳と自主権を乱暴に蹂躙した国連安保理事会の対朝鮮<制裁決議>に断固たる対応措置で立ち向かうであろう
(朝鮮民主主義人民共和国・ウリミンゾクキリ 2016年3月4日付)
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[論考]/朝鮮の水爆実験を<非難>する帝国主義者の偽善と欺瞞 (2016年1月22日)
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世界を見る−世界の新聞/朝鮮を狙った米国の核兵器は、どれ程のものなのか
(朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2015年2月6日〜12日付)
http://www.shibanojijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_482.html