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(韓国民衆言論 統一ニュース 2016年8月6日付)
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=117677
「人民日報」社説 <原題:中国安全利益不容蓄意損害> 2016年08月03日付)
http://opinion.people.com.cn/n1/2016/0803/c1003-28605744.html


     中国の安保利益を毀損する、(韓・米の)んな底意も許さない


                        翻訳者:姜禎求(カン・ジョング)元東国(トングク)大学教授


サード配置北東アジアの平和を脅かす

米・、韓国にサードを配置することは、中国の安保戦略に厳重な現実的な脅威を形成するもので、中国はこれに対し決して無関心ではあり得ない
北東アジア地域とりわけ朝鮮半島で、深刻で複雑な安保情勢に直面して、韓国が自らの安保を強化し様とする事は、別に変わった事ではない。しかし、韓国の関連政策選択がこの地域の全体戦略の均衡に衝撃を引き起こしたり、他国の安保利益を毀損するのなら、その事は、根本的な属性の変化を発生させる。


韓国は安保問題に関連した他国の核心利益を毀損しようとしている

国家間の関係は厳粛なものであり、特に核心利益の安保問題に関連した事案の場合、一層、子供のいたずらの様な次元の話では決してない。
米・韓が、韓国サード配置を相談・確定したのは、表面的に見れば、朝鮮核問題に対する対応だと見ることができる。
しかし、その真の意図は、東北アジア安保格式と構造を打破しようとするものだ。これに対して多くの国際世論が議論を進めている。米国のChristian Science Monitor>サード配置は表向きは、所謂、朝鮮核問題に対する対応だが、実際上ではただ専ら、米国が中国の発展の歩みを抑制するためと指摘した。
ロシアの<グヮンジョムボ>は、米国が朝鮮問題を拡大利用し、中国とロシア国境付近に自分の長期存続を探すための言い訳にすることだと指摘した。明らかに、これらのメディア文章の分析は決して流派の見解とだけ見ることができない


サード配置がもたらす連鎖反応に耐えられるつもりなのか

サード配置の事実が目指すものを、さらに明確に知る事が出来る。色とりどりの兆しが、外へ、明確に明らかになる様に、ソウルの政策決定者(朴槿恵は-訳者)は、本当の自分の主張どおりに(正一意孤行地)自分の国家の安危と米国のサードを共にしっかりと固定して一致させてしまった。
そのためにはこの地域の安定を破壊するのを少しもいとわず、周辺大国の安保利益を公然と毀損する。問題は、これが同伴してもたらす連鎖反応を韓国が十分耐えられる能力があるかだ。

サード配置は南朝鮮民衆の心の中のマジノ線まで攻撃した

朝鮮半島問題には、様々な枝が絡み合っている中で、小間結びになってしまう可能性を排除できない。だから人々に、不安な火薬筒を抱かせているが、これに対処できる信頼できる保険財閥はないという事に問題がある。こんなに危険で恐ろしい情勢下で, 韓国の指導者は、当然、慎重に慎重を期して道理的に問題を処理しなければならない。小さなことのために大きなものを失う(因小失大)方式で仕事を処理して、自分の国家が一番先に災いを経験する最悪の境地に陥るのを避けなければならない。米・韓のサード配置決定の無分別性と、冒険性を明確に示している。
この政策は、その上、朝鮮民衆の心の中のマジノ線まで攻撃した。81日に公布した世論調査資料は,7月第四週、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領支持率が低迷を続けていることを明確に示している。
国政遂行に対する否定の評価が、回答者の60.7%まで到達した。人の関心と注目を集めるのは、20歳前後の若者の内、政権支持率は下落し、すでに10%に墜落した。これと同時に、政府が国家利益を売り飛ばすことに対し、韓國民衆は強烈に抗議し、野党は、当局がサード政策の誤りを認め、撤回することを強く叫んだ。

韓国は疑いの余地なく、一番先に打撃の標的になる

米・韓双方が早めに約束したのは、サード配置問題は中国と話し合うことだった。その後突然、顔色を変えてサード配置の決定発表を急いだのだ。米国の立場でも、韓国の立場でも、間に関係なく、他国の安保利益を犠牲にすることで、自分の安保を強化する事は、もはや歓迎を受ける案ではない。
728日、中・露外交官は、東北アジア安保について、深層(奥深い)討論を再開した。双方は、米・韓の韓国サード配備推進に対して、厳重な関心を表明し、中国、ロシアが全面的な戦略同伴者協力をすることを強調した。これによって、将来、最も信じられる、最大の有効な方式で、両国の利益―特に安保戦略利益を確実に守る事が出来る様になった。
評論家は、米・韓の執拗なサード配置は、東北アジアに新たな軍備競争をひとしきりもたらす可能性を、非常に高めたと指摘した。もし米・韓が、自分だけの片意地を張る場合、中国・ロシアは、米・韓が全く考えていなかった方式で、また、耐えられない程の対応措置を出すことになるだろう。
サード配置は,韓國に、どんな良い点も無いだけでなく、反対に、韓国を、将来米国と中・ロ間の軍事対立の中に引き込むものだ。そこで、一旦衝突が爆発すれば、韓国は疑いの余地なく、一番先に打撃の標的になるだろう。


中国の善意には 平和と発展の行路を堅持すると言う前提条件がある

中国は、隣国との善隣関係を奉じながら、パートナー的な周辺外交政策を維持してきた。この政策は今後も変わらないだろう。
しかし、中国の善意には前提条件がある。これはまさに、原則的なものを重視することである。中国は平和と発展の行路を堅持するものである。その他の国家も、必須的に、平和と発展の歴史の方向を歩まなければならない。
米国と韓国が、韓國にサードを配置することは、中国の安保戦略に厳重な現実的な脅威を形成するもので、中国はこれに対して決して無関心であることが出来ない。中国の安保利益は、その底意を持った毀損を容認できない。
外部から来る脅威に対応して、中国は今までずっと、彼らを信じた事もなかったし、圧力を恐れても抱いた。如何な人でも中国の国家安保を保衛するという意志と実力を、過小評価してはならない。
                                    (訳 柴野貞夫 2016年 811日)