(民衆闘争報道 朝鮮民主主義人民共和国 民族和解協議会声明 2017年3月11日)
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<民族和解協議会代弁人声明>
歴史の審判は厳正であり、反逆と売国・反民族の末路は最も恥ずべき犬死だけだ
南朝鮮人民らの反朴槿恵の抗争は、一旦勝利したが、真の正義と社会的進歩を実現するための闘争は始まりに過ぎない。
《第2の朴正熙政権》と呼ばれた朴槿惠《政権》の避けられない悲劇的宿命
内外の耳目が集中された中で、3月10日、南朝鮮では、第18代《大統領》だった朴槿恵(パク・クネ)逆徒に対する最後の審判が下された。
全ての人を驚愕させた《朴槿恵(パク・クネ)、チェ・スンシル―スキャンダル事件》と関連して、南朝鮮の《国会》で、圧倒的賛成で可決された朴槿恵弾劾案をめぐり、90日余りの間進められてきた《憲法裁判所》の弾劾審判は、激烈な論難と紆余曲折の末に、遂にパク・クネを《大統領》の席から罷免させる最終決定を下した。
これは風波険しい南朝鮮の政治史に押された、また一つの恥辱の烙印であり、パク・クネの様な希世の売国奴、極悪非道な民族反逆者が行くべき道は、ただ、破滅と死だけだと言う事を立証した歴史の峻厳な警告だ。
配下の凶弾に当たり、非業死したおやじの悲惨な最期を自分の目で見ても、教訓を見つけることが出来ず、恐ろしい権力の野望に捉われて,青瓦台の奥の部屋に最後まで収まっていた朴槿恵が、民心に捨てられ、任期を1年も残したまま追い出されたのは、《第2の朴正熙政権》と呼ばれた朴槿惠《政権》の避けられない悲劇的宿命だ。
民族和解協議会は、南朝鮮に造成された現事態と関連し、次の様な立場を明らかにしている。
@ 朴槿恵の破滅的な終末は、人民の無限大の力が抱いてきた,正義の歴史的勝利と言うのが、民族の一致した評価だ。
今回、朴槿恵は、その如何なる特定勢力や、政治的反対派によってではなく、他ならぬ人民によって審判を受け、人民の手によって断固として処刑された。
大・小寒の寒さと、吹きつける厳しい強風を、熱い火の大河で暖め、天下悪鬼の群れ(輩)と全面対決戦を広げた人々は、いかなる闘士でも、革命家でもない。
彼らは、南半部の街と家庭でよく見ることが出来る労働者と農民、学生と教授、家庭の主婦と老人、勤め人と商人、宗教人と文化芸術人など、実に素朴で平凡な人々だった。
しかし、自分達(民衆)を、犬、豚よりも質が劣る様に考えて、政権期間、数千?数万民衆の血と汗、無念の涙と膏血(脂と血)を絞り取って、それを権力の滋養分にして、悪行の限りを日常的にやってきた朴槿恵逆徒の反人民的虐政と反逆的な犯罪の実体が満天下に明らかになるや、誰が歌っていなくても、義憤に火をつけてチョブル(蝋燭)闘争広場に憤然と乗り出した。
旧態政治家たちと与野党が、複雑多岐に広がる政治台風の前で、どうすることもできず、政略的な打算の下に離合集散したり優柔不断な態度を取る時、朴槿恵を処刑する断頭台を立てて、トラクターを運転して戦車の様に乗り回しながら、大統領府に突進したのも各階層の人民達だった。一晩に230万人余りが蝋燭に火を灯し、逆徒に対する弾劾決定を導き出したのも、他ならぬ南朝鮮人民達だった。
朴槿恵と手下の群れが,数十年間、しっかりと固めて積み上げた権力の金城鉄壁に依存して,生きる道を探すためにあらゆる欺瞞術策にしがみつき、寿命が途絶えることになった守旧保守の馬鹿者達が《共産主義者の剔抉(アカを探し出す)》とか、《パク・クネ守護》を騒いで、口角泡をとばして暴れた時も、チョブル(蝋燭)広場の火は更に勢いに満ちて燃え上がり、保守の牙城を木っ端みじんにする強力な起爆剤となった。
南朝鮮の政治史に、大小の大衆抗争が多く記録されているが、今回のように人民自身が振りかざした正義のチョブル(蝋燭)で、不義に打ち勝ち、天下無敵の権力を誇っていた親米保守《政権》の城塞を突き崩し、最も人民的な勝利を成し遂げた事はかってなかった。
あらゆる詐欺ペテンや、権謀術数で権力を強奪した後、4年間、全ての南の土地を、人生を葬る墓、自由を葬る墓、人権を葬る墓、希望を葬る墓にしてしまったパク・クネ逆徒は、今日、その暗黒の墓の中に、自分で入って行き、永遠の罪悪に対する対価を最も悲惨に支払う事となった。
昔から、富を失う事は小さいものを失う事であって、友を失うことは大きいものを失う事であり、民心を失う事は世の中全部を失う事だと言った。歴代の傀儡統治輩達は、誰一人として、良い結末がなかったが、その中でも最も凄惨で悲劇的な終末を迎える事となったパク・クネ逆徒は、かくもそっぽを向いた、この永遠の真理だけは、最後に心に刻んで、墓への旅につくのが良いだろう。
A 民族を裏切り、外勢追従と同族対決に、気がふれた様に荒れ狂う者達は、誰でも、パク・クネの様な悲惨な運命を免れないと言うのが、我々の変わらぬ立場だ。
分裂された我が民族にあって、最高の正義は統一であり、絶対的真理は自主であり、和解であり団結だ。しかし、民族反逆の汚れた血を譲り受け、同族対決と事大売国を業(なりわい)として来た朴槿恵(パク・クンヘ)逆徒は、青瓦台の部屋に閉じこもった最初の日から、南北関係の改善と祖国統一の行く手を必死に阻止し永遠に容認できない万苦の罪悪をやらかしてきた。
内外の情勢が、かくも難しく複雑な中でも、我々が、国の平和と統一、南北関係発展のための真情な提案と実践的措置を重ねて出して置き、善意の手もさしのべたが、そうであればあるほど、対決の毒気を排出し《北体制崩壊》と《吸収統一》を、露骨に騒いで、悪事の限りを尽くしてきたパク・クネ輩党だ。
青瓦台に座ってまもなく、6.15時代の賜物、北南の和解協力の最後の象徴として残っていた開城工業地区をバラバラに壊しきれず、とうとう、閉鎖させて、同族に対する《制裁》と《圧殺》を騒ぎながら、外勢共助、《国際共助(協力)》に熱を上げて動き回った、そのあらゆる罪悪を挙げればキリがない。
同族の前では、血をくわえて飛びかかりながらも、外勢の前では、チマの裾をまくり上げ、民族の運命も、利益も、生存の基盤も、根こそぎ捧げた逆徒女郎の醜悪な行為は、全ての同胞を極度の呪詛と憤怒で歯を震わせた。
東西古今に、前例無き政治スキャンダル事件として、全ての南朝鮮の土地が阿修羅場と化した中でも、時に巡り合った様に、米国は《サド》の配置を急ぎ、日本は≪軍事情報包括保護協定≫の締結と性奴隷問題《合意》など、様々な強盗的要求を、何かの請求書のように、図々しくも突きつけ、彼らの利益を満たす事に汲々としている。この重要な現実こそ、希世の政治娼婦、朴槿恵(パク・グンヘ)が敢行した恥ずべき売国排族行為の対価がどんなものかを痛切に悟らせてくれている。
《維新》と《反共》に狂って、歴史の罪人として非命横死したおやじの前轍をそのまま踏んで、極端な同族対決と外勢追従に千山万事を台無しにしてしまった朴槿恵(パク・クネ)が行く道とは、おやじの後を追う黄泉路(冥土)の他に無いと言うのは、余りにも自明だ。
民族のための道に捧げた愛国の血は、一滴でも価値高く評価されて永遠に輝いているが、自分の国、自分の民族を捨てて、売国と排族、反逆を日常的に行ってきた足跡は、千代、万代に及んで、永遠に同胞の呪いと糾弾を免れる事は出来ないだろう。
B 民心に見捨てられた奇形的な人間醜物、パク・クネと組んで、卑劣に動き回った米国をはじめとする烏合の衆にも、何時でも、逆徒と寸分違わない運命が分け与えられる事となると言うのが、今日の我が民族が下す厳しい警告だ。
正常な思考では、到底理解する事さえできない奇怪な精神病者である朴槿恵(パク・クネ)が、権力の頂点にまで上り詰め、4か月でなく4年間も、青瓦台に座っていたと言う、そのことだけでも、世上を笑わせる政治漫画である。
しかし、それにも足りず、チェ・スンシルの様な田舎女郎が、≪大王妃≫の様に堂々と君臨し、政治、経済、文化など、あらゆる領域を、そっくり丸め込みながら、勝手気ままにかっぱらうと言う、奇想天外な事態まで繰り広げるからには、南朝鮮こそ今日の世界では、到底探しがたい最悪の政治的暗黒地帯、中世期的後進地帯としか、見ることが出来ない。
問題は、そこで目まぐるしく巻き起こすチマ・パラン(チマは朝鮮女性のスカート。パランは風の意)に精神が乱れ、米国をはじめとする大小の国々の政治家達は無論の事、国連までも相槌を打ち、その所謂《対北共助の強化》とか、国際的な《制裁》と《圧迫》とか、≪国連決議≫とか言う低質極まりない措置を、絶えず作り出し、その中で崇高な国際政治の本道と正義、公正性の流れまで甚だしく汚して来たと言う事実だ。気のふれた女の拍子に、踊らされては、敗家亡身(身代を使い果たし、身を亡ぼす)の道理だ。
今日に来て、南朝鮮に広がる大混乱の阿修羅場を見ると、いくら後頭部を叩いても、既に世上に示した彼らの、汚らわしく愚かしい正体と失策を、どうやって正し、何をもって保障する事が出来るだろうか。今回、彼らの手垢の付いた走狗としても、一旦用途廃棄されれば、虫けらの様に容赦なく踏みにじってしまうのが、米国の悪質な気質と言う事が、また明らかになった。
命が寸刻に達したパク・クネとその追従者達が、その汚い命脈を少しでも維持してみようと、あらゆる災いの禍根である《サド》も、ゴクゴクと受けて飲み込み、ソウルのど真ん中で、大型星条旗を遭難信号旗の様に翻し、必死にじたばたしたが、薄情な主人は遂に、糸筋の様な(微かな)救援の綱も降ろさなかった。
そんなにも《共助》とか、≪同伴者≫とか、何とか言って、家身をそいだ声を並び立てた国々も、腕を組んで対岸の火としたのがせいぜいだった。これがまさに走狗の存在価値であり、その哀れな末路だ。今、南朝鮮社会は一大変革の重大な岐路に立っている。
南朝鮮人民らの反朴槿恵の抗争は、一旦勝利したが、真の正義と社会的進歩を実現するための闘争は始まりに過ぎない。案山子の様な朴槿恵逆徒も、引きずり下ろしたと言っても、まだ根本的に変わったのではなく、南朝鮮人民らがあれほど必死に望んでいる自主の新しい政治、民主の新社会、尊厳ある新しい生活は、ひとりでに訪れはしない。
南朝鮮人民らは、正義の炎で心臓を燃やし、団結の威力で親米・親日守旧勢力の牙城を崩したその情熱、その勇気を、更に磨いて、歴史の反動を完全に埋葬し、自分達の夢と理想が成就する、真の新しい世の中、統一繁栄の広大な未来を切り開いていくために、力強く戦っていくべきだろう。
反逆と売国の末路は、最も恥ずべき犬死にだけであり、最後の勝利は、いつも正義的で勇敢な人民の側にある。
主体106(2017)年3月11日
〈訳 柴野貞夫 2017年3月14日〉
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