ホームページ タイトル

 

(世界の新聞/韓国・ミンプラス 2018718日付)
http://www.minplus.or.kr/news/articleView.html?idxno=5584


     敢えて、日本が「拉致問題」を取り上げる資格があると言うのか

「強制徴用」と「日本軍性奴隷」の謝罪が先だ

▲日本の安倍晋三が59日、日本の東京元赤坂ゲストハウスで第7回韓・中・日の首脳会議の共同プレスリリースの中で水を飲んでいる。  [写真:ビジネスワイヤ】

●過去の清算を回避する盾として、対朝鮮敵視政策と再侵略の政治的スローガンとして安倍は拉致問題を使おうとしている

日本の安倍首相は、ムン・ジェイン大統領とトランプ米大統領に会うたびに「日本人拉致問題」に言及する。 特に拉致問題の解決を生涯の課題と公言してきた安倍首相は、対北関係の第一順位に、拉致問題を挙げている。
一方、朝鮮は、日本人拉致問題は、過去2002年に既に解決された問題を、安倍首相が、無いものねだりをしているという立場である。
日本人拉致問題とは、
1980年代まで日本人17人が拉致されたという日本政府の主張に基づいて、2002年の小泉首相の訪朝をきっかけに、5人は日本に一時帰国し、8人が死亡しており、4人は朝鮮に入国したことがないと言う事を確認した事件だ。
日本政府は、死亡の可否に対し、“死亡診断書の操作疑惑”を提起したり、行方不明になった4人については、“朝鮮が拉致した”と言い張っている。
これと関連し、朝鮮労働党機関紙―労働新聞は、17日、個人ネームの論評で‘(日本が)拉致問題を世論化して、(自らを)被害者に変身しようとしている。 そうすることで、拉致問題を過去の清算を回避する盾として、対朝鮮敵視政策と再侵略の政治的スローガンとして使おうとしている、果たして、誰が加害者であり、誰が被害者なのか’と、反問した。
事実、「拉致」と言えば、日本こそ、拉致犯罪の温床であった。日本植民地時代、日本は多くの朝鮮人を誘拐、拉致、強制連行した。 日本は、高宗皇帝の息子/英親王と、娘/徳恵翁主の拉致を始めとして、数十年間で,20万人を日本軍性奴隷として引っ張ってゆき、苦痛と死を余儀なくさせた。 当時、日帝は、深夜、農家を襲撃して女性達を捕らえて行き、白昼、自動車で、畑で働いたり,道を行く女性、井戸端で洗濯していた女性を、梱包のように積んで逃げた。
20歳前後の女性はもちろん、母のチマに隠れていたり、家の庭でおままごとをしていた少女たち、赤ん坊の母親と、結婚式を控えた婚約者まで引っ張って行った。日帝は、拉致して来た女性達を、日本軍性奴隷にし、敗亡が近かずくや、自分の犯行を隠すために残忍な方法で殺害した。
日本は、日中戦争を挑発した後、840万人に達する人々を、強制的に連行して侵略戦争の銃弾と強制徴用奴隷労働に追いやる最悪の犯罪行為を犯した。 安倍首相は、故障したLP盤のように拉致問題を繰り返すのではなく、我が民族に犯した過去の罪から認めて、反省謝罪しなければならない。
                                             (訳 柴野貞夫 2018721日)

参考サイト

☆論考/拉致問題の核心である「横田めぐみ・偽遺骨」は日本政府による国家的でっち上げである
http://www.shibano-jijiken.com/NIHON%20O%20MIRU%20JIJITOKUSHU%206.html

☆論考/日本政府は<拉致問題>が決着済みであることを隠蔽している (2012年5月20日)
http://www.shibano-jijiken.com/sekaiomirusekaijousei32.html

吉見義明教授の講演記録<3> (日本軍「慰安婦」被害者証言キャンペーン in 奈良 2013年5月26日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_91.html

吉見義明教授の講演記録<2>(日本軍「慰安婦」被害者証言キャンペーン in 奈良 2013年5月26日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_90.html

吉見義明教授の講演記録<1> (日本軍「慰安婦」被害者証言キャンペーン in 奈良 2013年5月26日)

http://www.shibano-jijiken.com/njhon_o_miru_jijitokusyu_89.html

 

☆[論考]侵略と植民地支配を正当化し、中国と朝鮮民衆に犯した戦争犯罪を否定する<安倍談話>を糾弾する(2015年8月20日)
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_126.html