(世界の新聞/朝鮮人強制連行被害者遺族協会・代理人談話 ウリミンジョクキリ 2018年9月1日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa3&no=1158206
<朝鮮人強制連行被害者遺族協会・代弁人談話>
日本政府に対し、関東大震災時における対朝鮮人集団虐殺蛮行の徹底究明と謝罪・賠償を要求する
≪治安維持≫の≪緊急措置≫として、在日朝鮮人を生贄にした恐ろしい大虐殺蛮行
毎年、9月が来れば、我々は関東大震災時、日帝が強行した天人共怒な(到底許しがたい)朝鮮人大虐殺蛮行の光景が浮かんできて、湧き上がる憤激を禁じ得ない。
今から95年前、関東地方で発生した大震災を、朝鮮人弾圧の良い機会とした日帝は、軍隊と警察、ゴロツキ集団を駆りだして、10日余りの期間だけでも、凡そ2万3千余名の無辜な朝鮮人達を、無惨に虐殺すると言う、永遠に許すことの出来ない蛮行を犯した。
1923年9月1日、東京とその周辺地域を襲った大地震で、数十万棟の家と建物が僅かの間に崩壊し、同時に火災が次々と起き、数多くの人々が下敷きとなって死に、焼け死んだ。強い地震と爆風、火災による死傷者は、なんと20余万名に達し、120余万名の住民達が家を失い空き地に座り込み、罹災民達は,余震の恐怖と不安の中で、慌てふためき避難騒動を巻き起こした。
不正極まる日帝は、不安と絶望に苦しむ災害地域住民達の、混乱した心理と不満を拡散させる為、≪治安維持≫の≪緊急措置≫として、在日朝鮮人達を生贄にする恐ろしい悪巧みを企んだ。
日帝の警察と軍隊は朝鮮人に対する虚偽の噂を大量流布した
日帝は、≪朝鮮人暴動説≫を捏造し、≪朝鮮人が放火する。≫、≪朝鮮人が井戸に毒薬を投げ込む≫と言うなどの、虚偽の噂を大量流布させる一方、これを≪鎮圧≫すると言う名目で≪戦時戒厳令≫を公布し、ぞっとする雰囲気を造成して軍隊と警察、民衆を(日本の民衆も含めての意)、極めて無知粗暴な朝鮮人虐殺へと追い立てた。
血に飢えたオオカミの群れと化した日帝の軍・警察らと、≪自警団≫(訳注―国家権力が育てた、民衆レベルの<隣組>組織を基盤にし、在郷軍人会や官製青年組織などで構成)は、戒厳司令部の指揮の下、銃と日本刀、竹槍、棍棒、消火用手鉤などの凶器を振り回し、朝鮮人達を探し回り、人間の頭脳では、想像もすることが出来ない残忍な方法で片端から虐殺した。
この野獣的な殺戮蛮行によって、東京のあちこちでは、裸にされたまま首が切られ、陰部に竹槍が突き立てられ、四肢を引き裂かれた朝鮮人達の死体が小高い山成し、死体から吹き出た血が道端に溢れ出た。
繰り広げられている総連と朝鮮人子弟に対する蛮行
歴史には数多い自然災害が記録されているが、日帝の様に、自然災害による民心の不安と反人民的悪政に対する社会的不満の矛先を逸らす為に、無垢の他民族を犠牲にして、獣も顔を赤くする極悪な手法で人間ト殺蛮行を敢行した事実を知る人は誰もいない。
関東大震災時、敢行された在日朝鮮人に対する集団的殺戮蛮行は、日帝こそ人間憎悪と民族排他主義思想が、骨髄にぎっしり詰まった殺人鬼、血を楽しむ吸血鬼であり、人漁りを道楽とする殺人悪魔、朝鮮人民の不倶戴天の敵であることを示している。
しかし日本は、その時から94年になる今日まで、その真相をはっきりと解明しないだけでなく、それに対する反省と謝罪さえしていない。むしろ、今日の右翼ゴロツキどもによる、総連中央会館銃弾乱射事件や、飛行場税関当局による朝鮮学校学生達の記念品〈お土産品〉強奪事件、在日朝鮮人の子供たちの保育施設破壊事件など、日本で絶え間なく敢行されている反共和国、反総連騒動の殺伐とした雰囲気は、それこそまさに、95年前の朝鮮人弾圧の雰囲気を彷彿とさせており、このあらゆる犯罪事件は、他でもなく、日本当局の庇護と黙認助長下で繰り広げられている。
日本当局は、血で染みついた過去を、絶対に、正当化する事も埋めてしまう事も出来ない。 真相を明らかにし、それに対して、徹底して謝罪し、賠償しなければならない。日本当局と右翼反動は、過去の侵略戦争と大量虐殺蛮行に対する美化・粉飾と歪曲・捏造で一貫された歴史教科書を教育現場に与えており、金儲けに気がふれたまやかし言論を煽り、我が共和国と総連を貶す謀略記事を操作流布する事で、日本人民の中に極端な対朝鮮敵対意識を鼓吹している。
朝鮮人強制連行被害者遺族協会は、日帝が敢行した身震いする朝鮮人虐殺蛮行と、それに対する謝罪と反省どころか、時代錯誤的な反共和国狂症に浮かれ、我が共和国と在日朝鮮公民に対する敵視政策を追求している日本当局と、右翼反動達の無分別な妄動に、湧き上がる激憤を禁じ得ず、全朝鮮の過去被害者と遺族の名で、強烈に断罪糾弾する。
我々は、どれ程歳月が流れても、日帝が犯した全ての悪行を、絶対に忘れるものではなく、必ず千百倍の対価を受けなければならない。日本当局は、血で染みついた過去を、絶対に、正当化する事も埋めてしまう事も、出来ないと言う事を、はっきりと心に刻み付け、関東大震災時の朝鮮人大量虐殺蛮行に対する真相を明白にし、それに対して、徹底して謝罪し、賠償しなければならないだろう。
(訳 柴野貞夫)
<参考サイト>
☆358 9・1関東大震災での朝鮮人大虐殺は、過去の受難史としてだけにとどまらない ウリミンジョクキリ2012年9月3日付)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_358.html
☆297 関東大地震と在日朝鮮人集団虐殺事件 (ウリミンジョクキリ 2011年9月1日付)
http://www.shibano-jijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20NO%20SHINBUN%20297.html
☆229 関東大震災87周年、‘朝鮮人虐殺’を忘れない (韓国・チャムセサン 2010年9月2日付)
http://www.shibano-jijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20NO%20SHINBUN%20229.html
☆186 日本の新任総理は、2003年の勧告文を想起せよ/関東大震災の朝鮮人虐殺、86周忌を迎えて(韓国・オーマイニュース 200年9月1日付)
http://www.shibano-jijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20NO%20SHINBUN%20186.html
☆139 日本は、在日朝鮮人問題の責任から、絶対に免れることは出来ない (労働新聞 2009年1月24日付)
http://www.shibano-jijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20NO%20SHINBUN%20139.html
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