(世界の新聞/ 「9月平壌共同宣言」 労働新聞 2018年9月20日付)
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「9月平壌共同宣言」に関する、朝鮮民主主義人民共和国の発表文
キム・ジョンウン国務委員長とムン・ジェイン大統領が、「9月平壌共同宣言」に関する共同発表を行った
▲写真出処 労働新聞
▲写真出処 労働新聞
朝鮮労働党委員長であり、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会 委員長である我が党と国家、軍隊の最高指導者 、金正恩同志が、9月19日、ムン・ジェイン大統領と一緒に、「9月平壌共同宣言」に関連した共同発表を行なわれた。
敬愛する 最高指導者 キム・ジョンウン 同志 が《9月平壌共同宣言》に関連して発表された
最高指導者同志は、板門店宣言履行の豊かな収穫を抱えて、ムン・ジェイン大統領と歴史的な宣言に署名したことに対して言及した。
今回、北南関係の前進をさらに加速して、民族の和解と平和繁栄の新時代を継続していくための問題を、真摯に論議する事に対して述べた。
民族自主の原則に基づいて北南関係を全面的に発展させて行く為の実践的な対策にについて議論し、軍事分野の合意書を採択し、朝鮮半島を核兵器も核の脅威もない平和の地にするために、積極的に努力していくことを確約した事について強調された。
各界各層の往来と接触、多方面的な対話と協力、多様な交流を活性化して、民族の和解と統一の大河が、南北三千里に、悠々と流れる様にするための具体的な方途を協議したことに対して言及された。
宣言には、新たな希望に力強く跳躍する民族の息吹があり、強烈な統一の意志で燃える民族の魂があり、遠からず、現実に繰り広げられる、我々のすべての夢が込められている事に対して語られた。
敬愛する 最高指導者同志は、ムン・ジェイン大統領にソウルを訪問するのを約束したとしながら、平和と繁栄へ向けた神聖な旅程に、いつも両手を固く握って先頭に立って一緒に進む意志を表明された。
続いてムン・ジェイン大統領が発表された
ムン・ジェイン大統領は、南と北が韓半島で戦争を引き起こす可能性があるすべての危険性をなくすことに合意し、「南北軍事共同委員会」を稼動して、合意事項の履行のための常時協議を進めることにしたことに対して言及した。
南と北が、朝鮮半島の完全な非核化のために、国際社会と緊密に協議し協力していくことに対して語った。
歴史的な板門店宣言以後、韓半島とその周辺には、巨大な歴史的な出来事が起きているとし、南と北が、交流と協力を更に増大させ、民族経済を均衡的に発展させるための実質的な対策を取ることにした事に対して強調した。
キム・ジョンウン委員長が、ソウル訪問要請を快く受け入れたとしながら、キム・ジョンウン委員長のソウル訪問で、南北関係の画期的な転機となるという確信を表明した。
今日、キム・ジョンウン委員長は、韓半島の非核化の道を明確に示してくれたし、核兵器も核の脅威も戦争もないことを望む、全同胞と世界の将来の希望に応えたとしながら、キム・ジョンウン委員長の決断と実行に深く敬意を表したと強調した。
ムン・ジェイン大統領は南北関係が揺らぐことなく続いていくだろうと断言しながら、去年の春、韓半島には平和と繁栄の種がまれ、今日は秋の平壌で平和と繁栄の果実が実っている事に対し、喜びを表した。
【9月平壌共同宣言】(全文)
朝鮮民主主義人民共和国キム・ジョンウン国務委員長と大韓民国ムン・ジェイン大統領は2018年9月18日から20日まで平壌で北南首脳会談を行った。
両首脳は、歴史的な板門店宣言以後、南北当局間の緊密な対話と交渉、多方面民間交流と協力が進められて、軍事的緊張緩和のための画期的な措置がとられるなど、優れた成果があったと評価した。
両首脳は、民族自主と民族自決の原則を再確認して、北南関係を、民族の和解と協力、確固とした平和と共同繁栄のために、一貫して継続的に発展させていくことにし、現在の南北関係の発展を、統一へ継続する事を願う、全同胞の志向と念願を政策的に実現するために努力していくことにした。
両首脳は、板門店宣言を徹底的に履行して、北南関係を新たな高い段階に前進させていくための諸問題と,実践的な対策を虚心坦懐に深く論議し、今回の平壌首脳会談が、重要な歴史的、転機となるだという事に対し認識を共にして、次のように宣言した。
1.
北と南は、非武装地帯をはじめとする、対峙地域での軍事的敵対関係の終息を、朝鮮半島全地域での実質的な戦争の危険の除去と、根本的な敵対関係の解消につなげる事にした。
@ 北と南、今回の平壌首脳会談をきっかけに締結した「板門店宣言軍事分野履行合意書」(訳注―別途締結のこの合意書の全訳は、近日中に当サイトから出稿)を、平壌共同宣言の付属合意書に採用し、これを徹底して遵守し、誠実に履行し、朝鮮半島を恒久的な平和地帯にするための実践的措置を積極的に取って行く事にした。
A 北と南北南軍事共同委員会を早急に稼動して軍事分野合意書の履行実態を確認し、偶発的な武力衝突防止のための常時的な連携と協議を進めることにした。
2.
北と南は、互恵と公理公営の原則で交流と協力をさらに増大させ、民族経済を均衡的に発展させるための実質的な対策を講じていくことにした。
@ 北と南は、今年中に、東、西海線鉄道や道路連結と近代化のための着工式を持つ事とした。
A 北と南は、条件が準備されるのに従って、開城工業地区と金剛山観光事業を優先正常化し、黄海経済共同特区と東海観光共同特区を造成する問題を協議していくことにした。
B 北と南は、自然生態系の保護と復元のための北南環境協力を積極的に推進することにし、優先的に、現在進行中の森林分野の協力の実践的成果のために努力することにした。
C 北と南の感染症の流入、及び拡散防止のための緊急措置をはじめとする防疫及び保健医療分野の協力を強化することにした。
3.
北と南は、離散家族、親戚の問題を根本的に解決するための、人道的協力を一層強化していくことした。
@ 北と南は、金剛山地域の離散家族、親戚常設面会所を、早期に箇所することにし、その為に、早い期日内に、面会所の施設を早急に回復することにした。
A 北と南は、赤十字会談を通じて、離散家族、親戚の画像対面と、ビデオレター交換問題を、優先的に協議解決して行く事とした。
4.
北と南は、和解と団結の雰囲気を盛り上げて、私たちの民族の気概を内外に誇示するために、様々な分野の協力と交流を積極的に推進することにした。
@ 北と南は、文化や芸術分野の交流をさらに増進させていく事にし、優先的に、10月中に平壌芸術団のソウル公演を進行する事にした。
A 北と南は、2020年夏のオリンピック競技大会をはじめとする国際競技に、共同で積極的に進出し、2032年夏のオリンピックの北南共同開催を誘致するために協力する事にした。
B 北と南は、10・ 4宣言発表11周年を、有意義に記念するための行事を、意味ある様に開催し、3・1人民蜂起100周年を、北南が共同で記念することにして、そのための実務的方策を協議していくことにした。
5.
北と南は、朝鮮半島を核兵器と核の脅威がない平和の基盤にしていかなければならず、その為に必要な実質的な進展を、早急に成し遂げて行かなければならないと言う事の認識を共にした。
@ 北側は、トンチャンリ(東倉里)発動機試験場とロケット発射台を、関連国の専門家の参観の下、まず、永久的に廃棄する事にした。
A 北側は、米国が6 ・12朝米共同声明の精神に基づいて、相応の措置を取れば、ニョンピョン(寧辺)核施設の永久的廃棄の様な、追加的措置を継続して取って行く用意がある事を表明した。
B 北と南は、朝鮮半島の完全な非核化を推進していく過程で、共に、緊密に協力して行く事とした。
6.
キム・ジョンウン 国務委員長は、 ムン・ジェイン大統領の招請に応じて、近い内にソウルを訪問する事にした。
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長 キム・ジョンウン
大韓民国大統領 ムン・ジェイン
2018年9月19日
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