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(世界の新聞 朝鮮民主主義人民共和国 ウリミンジョクキリ<わが民族同士> 2019211日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=ugisa1&no=1167151

      朝米関係は、米国内の政界によって翻弄される対象物ではない

【要約】

●いま我々は、第二次朝米首脳会談を迎え、朝米協議が肯定的な方向に流れている事に対して歓迎しながら、より進展した成果が達成されることを、心から願っている。
●しかし、米国内の保守勢力は、あらゆる根も葉もない、嘘と偽の情報を持ち出し、トランプ政権の外交政策に傷をつけ、制動をかけ、彼らの不純な政治的野心を実現してみようと悪あがきしている。
●朝米関係は、米国内の政治的争いの犠牲物、政治的反対派によって翻弄される対象物になってはならない。
●米国内の保守勢力は、対朝鮮敵視から目を覚まし、冷戦時代の泥沼で這いずり回るのではなく、現在の朝米協議局面が、彼等にも有益である事を悟り、理性的に振舞わなければならない。

朝米関係改善は米国の国益と安全保障に符合される重大事
最近、第2次朝米首脳会談に世界的な関心と期待が集中している中で、米国内の保守勢力が、朝米協議の進展を妨げ様と悪あがきしている。去る129日、米国家情報局長官をはじめとする情報当局者は、所謂、聴聞会と言うところで、《北が、依然として核開発に専念している》《非核化協議を推進しても、北が核を完全に放棄する可能性は低い》と評価した。
米議会調査局も、最近発刊した《第2次米朝首脳会談の可能性:これまでの外交的成果》と言うタイトルの報告書で、《北が今まで、非核化に対する国際的検証を受け容れなかった。》、《いくつかの外交的成果にもかかわらず、米国と南朝鮮の多くの専門家は、北の非核化の意志について懐疑的である。》と大騒ぎした。
一方、ハーバード大学の専門家グループは、《十分な保有》《継続的な生産》《核技術移転》の類(たぐい)の内容で一貫した、報告書と言うものを作成して公開した。 これに関連し、今、外信と専門家らは、《北の非核化の約束を信頼していない米国内の保守勢力が、トランプの友好的な対朝鮮の立場にブレーキをかけている。》、《情報機関の首長の発言と、議会報告書、専門家グループの懸念は、2次朝米首脳会談に対する懐疑論を、更に拡散させるだろう》と評している。
今、内外は新年に入って、朝米協議が肯定的な方向に流れている事に対して、歓迎しながら、より進展した成果が達成されることを、心から願っている。 ところが、これと背馳(はいち)される様に、米国内の保守勢力は、あらゆる根も葉もない、とんでもない嘘と偽の情報を持ち出し、朝米協議に制動を掛けようと

悪あがきしている。この者達には、米国の安全と世界平和に対する関心と責任感も無く、トランプ政権の外交政策に傷をつけ、彼らの不純な政治的野心を実現してみようとする兇悪な心だけがある。
朝米関係は、米国内の政治的争いの犠牲物、政治的反対派によって翻弄される対象物になってはならない。 朝米関係改善は、米国の国益と安全保障に符合される重大事として、それが破綻した場合、反対派達の立場と運命も決して穏やかではないだろう。
米国内の保守勢力は、対朝鮮敵視から目を覚まし、冷戦時代の泥沼で這いずり回るのではなく、現在の朝米協議局面が、彼等にも有益である事を悟り、理性的に振舞わなければならない。米行政府は、反対勢力に振り回され、朝米協議を膠着(こうちゃく)に陥(おとし)いれた昨年の教訓を心に刻み、決断力と真正性を持って、朝米関係の改善に積極的に取り組まなければならない。
                                                        (訳 柴野貞夫)