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(世界の新聞/米国は錯覚してはならない 朝鮮中央通信 2019626日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa3&no=1174715&pagenum=1


[朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマン談話]
                 米国は錯覚してはならない


我が国家は、米国の制裁に屈服する国ではない。誰であれ、我々の自主権、生存権を踏みにじろうとするなら、自衛のための実力行使の引き金を引くであろう。

【要約】
●米国務長官・ポンペオは、制裁が朝米対話を可能にしているかのように詭弁を並べ立て、対北制裁が、朝鮮経済の100%の水準に引き上げる事が目標であると言わんばかりの発言をした。
●制裁・圧迫で我々を屈服させようとする米国の野望は、シンガポール朝米首脳会談で採択された朝米共同声明に対する正面切っての挑戦であり、対朝鮮敵対行為の極みである。我々は制裁の解除などに恋々としない。我が国家は、米国の制裁に屈服する国ではない。
●対朝鮮敵対感が骨髄に徹した政策作成者らが米国政治を牛耳る限り、朝米関係の改善も、朝鮮半島の非核化も期待は出来ない。
●誰であれ、我々の自主権、生存権を踏みにじろうとするなら、我々は自衛のための実力行使の引き金を引くであろう。


朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマン談話
米国がわれわれに対する敵対行為をさらに露骨にする尋常でない動きを示している。最近だけでも、米国はあらゆる虚偽とねつ造で一貫した「人身売買報告書」と「国際宗教自由報告書」でわが国家を悪らつに謗った一方、われわれを敵と規定して制裁を引き続き加えることを求める「国家非常事態」を1年もっと延長する劇を演じた。
特に、米国務長官のポンペオはある記者会見で、朝米実務協商可能性に関連する質問に北朝鮮経済の80%以上が制裁を受けていることについてみんなが覚えるのが重要であると力説しながら、制裁が朝米対話を可能にしているかのように詭弁(きべん)を並べ立てた。
ポンペオの言葉通りに現在、米国の制裁がわが経済の80%以上に及んでいるとすれば、100%水準に引き上げるのが米国の目標であるのかということである。これは、シンガポール朝米首脳会談で採択された朝米共同声明に対する正面切っての挑戦であり、対朝鮮敵対行為の極みである。諸般の事実は、制裁・圧迫でわれわれを屈服させてみようとする米国の野望には少しも変わりがなく、いっそう露骨になっているということを如実に示している。
米国が唱える「国家非常事態」と言えば、2008年6月に米行政府がわれわれを「敵性国貿易法」の適用対象から削除しなければならなくなると、われわれを引き続き敵と規定しておいて対朝鮮制裁をそのまま維持する目的の下で考案したものとして、極悪な敵視政策の所産である。
朝米首脳たちがいくら新しい関係樹立のために努めるとしても対朝鮮敵対感が骨髄に徹した政策作成者らが米国政治を牛耳る限り、朝米関係の改善も、朝鮮半島の非核化も期待しがたい。
米国は、錯覚してはならない。国務委員会委員長同志が述べたように、我々は制裁の解除などに恋々としない。我が国家は、米国の制裁に屈服する国ではなく、米国が打ちたいなら打ち、打ちたくないなら打たない国では尚更ない。
誰であれ、我々の自主権、生存権を踏みにじろうとするなら、我々は自衛のための実力行使の引き金を引くであろう。
主体108(2019)年6月26日ピョンヤン