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世界の新聞/地域の平和の妨害者は誰か 朝鮮中央通信 2019年6月28日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa1&no=1174848&pagenum=1


                 地域の平和の攪乱者は誰か

●「国際的貢献」と「積極的平和主義」「国民の生命と生活保護」などの看板の下で、戦争国家への疾走を阻む「平和憲法」の改悪と武力増強に、血眼になって狂奔している日本政府を糾弾する。

地域情勢の流れに逆行する日本の行為が、日々執拗になっている

最近、日本政府は「北朝鮮ミサイル脅威」に対処した監視強化の美名の下に、米軍特殊偵察機RC135Sの在日米軍基地への追加配備を許容したのに続いて、所謂、独自の早期警戒衛星保有についてまで云々している。これは、日本の変わらぬ再侵略野望の発露以外の何物でもない。今、国際社会は、戦争勃発へ突っ走っていた朝鮮半島と地域の情勢を、対話と緩和へ向かわせた我が朝鮮の主動的な努力に、驚嘆を禁じ得ずにいる。
将に、このような時、強情な「脅威」云々を並べ立てて、軍国化策動に死力を尽くしている日本反動層の哀れなざまに、嘲笑を禁じ得ない。地域平和の攪乱者、破壊者は、他ならぬ日本である。
第2次世界大戦の終結と共に、恥ずべき戦敗国の汚名をかぶった日本は、これに極度の復しゅうの念を抱いて、久しい前から「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現するための軍国主義復活にやっきになって執着してきた。 “北朝鮮の脅威による安全保障環境の変化”だの、“日米同盟強化のための必須の要求”だのと言って、戦争国家への疾走を阻む「平和憲法」の改悪と武力増強に、血眼になって狂奔する一方、「国際的貢献」と「積極的平和主義」「国民の生命と生活保護」などの看板の下で、軍事的海外膨張の道へ突っ走ってきた。
問題は、日本当局のこの危険極まりない策動が、朝鮮半島と地域に平和と安定の気流が到来したのと時を同じくして、更に露骨になっている事実である。昨年末、日本の政客らは、新たに改正、発表した「防衛計画大綱」と、「中期防衛力整備計画」によって、我が朝鮮を「重大かつ差し迫った脅威」と描写し、「自衛隊」の軍事作戦領域を、宇宙、サイバー空間に拡大する下心を憚ることなく曝け出した。
これに従って今、日本には史上最高額である52574億円の軍事費が投入された中、外国産武装装備が大々的に入っており、多方面統合防衛力構築のための新しい部隊の発足と、自らの先端兵器開発策動が日ごとに本格化している。
今回、島国政府が公言した独自の早期警戒衛星開発なるものも、その延長線にすぎない。現実は、サムライの後えいによる、再侵略野望、平和破壊者としての本性は、絶対に変わらないと言う事を示している。日本の反動層が、我が朝鮮の地位と大勢の流れにあくまでも顔を背けたまま、無分別な行動に執着するのは実に愚かである。
そのような妄動は、平和と正義を愛する全世界の人類の糾弾を増大させ、第2の敗北の日を招くだけである。もし、日本に、悟る自覚と言うものが少しでも残っているなら、今のこの時刻にも、世界の至る所で島国に向けて挙がる対日の呪詛と憤怒、憎悪の「ミサイル」を、強いて、早期警戒衛星の助けがなくとも、はっきり見ることになるであろう。
                                                         (訳 柴野貞夫)