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(世界の新聞/キム・ヨンチョル朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長談話 朝鮮中央通信 20191027日)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa3&no=1181735


   キム・ヨンチョル朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長談話

● 米国が、自国の大統領と我が国務委員長の個人的親交関係を押し立てて時間稼ぎをし、今年の末を難なく越して見ようと考えるなら、それは愚かな妄想である。
● 私は、‘永遠の敵も、永遠の友もいない’と言う外交的名句が、‘永遠の敵は居ても、永遠の友はいない’と言う格言に変わらない事を願う。

 

▲去る2019118日、トランプ大統領にキム・ジョンウン委員長の親書を伝えた時のキム・ヨンチョル副委員長  【出処―ダン・スカヴィーノホワイトハウス局長のツイッターキャプチャ】

最近、米国が、我々の忍耐心と雅量を誤断しながら、対朝鮮敵対視政策に一層発狂的にぶら下がっている。先日、第74回国連総会の1委員会会議で、米国代表は、我々の自衛的国防力強化措置に言いがかりをつけながら、米朝対話に目を瞑り臨まないとか、北朝鮮がFFVDFinal, Fully Verified Denuclearization−最終的かつ完全に検証された非核化)の為の新しい方法論を提示しなければならないなどと言う、刺激的な妄言を並べ立てた。
一方、米国は、他の国々に、国連<制裁決議>履行を執拗に強迫しており、追随国家を押し立てて国連総会で反共和国決議案を通過させるために各方面から策動している。
遂には、米戦略軍司令官なる奴は、国会上院で証言し、我が国家を《不良輩国家―ならず者国家》として、悪意に満ちて貶(けな)し、米軍部好戦勢力らは我々を狙った核打撃訓練まで計画していると言う。
諸般の状況は、米国が、算法転換と関連した我々の要求に応ずるどころか、以前よりも狡猾で悪辣な方法で、我々を孤立、圧殺しようとしている事を示している。米国の、この様な敵対行為と間違った慣行によって、何度も脱線しかねなかった朝米関係が、それでも今まで維持されているのは、キム・ジョンウン国務委員長とトランプ大統領の親交関係のお陰だと言うべきだろう。
しかし、あらゆることには限界があるものだ。朝米首脳間の親交関係は、決して民心に背くことは出来ないのであり、朝米関係悪化を防いだり、保証する為の担保ではない。米国が、我々が信頼構築の為に講じた重大措置を、自分達の≪外交的成果物≫として包装し、宣伝しているが、朝米関係ではどんな実際的な進展が遂げられたことが無く、今直ぐにでも、火と火が飛びかうかも知れない交戦関係が、そのまま持続している。が、自の大統領と我が務委員長の個人的親交係を押し立てて時間稼ぎをし、今年の末を難なく越して見ようと考えるなら、それは愚かな妄想である。
私は、‘永遠の敵も、永遠の友もいない’と言う外交的名句が、‘永遠の敵は居ても、永遠の友はいない’と言う格言に変わらない事を願う。
主体1082019)年1027日 ピョンヤン
                                                         訳 柴野貞夫)

<参考サイト>

☆ 世界を見る−世界の新聞/朝米対話が開かれる前提は、米国が我々に正しい計算法を出す事だ(朝鮮中央通信 2019年6月27日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_702.html


☆ ハノイ朝米首脳会談が決裂した原因は米国にある(朝鮮・朝鮮中央通信 2019年5月24日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_694.html

☆ チェ・ソンヒ(崔善姫)朝鮮外務省・第1外務次官がポムペオ米国務長官を断罪(朝鮮・朝鮮中央通信 2019年4月30日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_689.html

☆ 朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議・第14期第1回会議でのキム・ジョンウン委員長の施政演説 (朝鮮・ウリミンジョクキリ2019年4月12日付)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_688.html