ホームページ タイトル

(世界の新聞/「福島原発の汚染水放出」  ミンプラス 2021420日付)
http://www.minplusnews.com/news/articleView.html?idxno=11643

米国、福島原発の汚染水放出の危険性を知りながら<安全性>を主張

日本は、IAEAの安全性判断が出る前に放流決定を発表

放射能汚染水を海に放出する犯罪を犯せば、周辺国は無論の事、UN(国連)の制裁を受ける事となる。しかし日本は、国際原子力機構IAEAの安全性判断が出る前に、遠慮なく放流決定を発表した。何を考えて、日本はこの様な処置に出たのか。日本が犯罪を犯しても、傍若無人(眼下無人)である事が出来る理由は、米国の後ろ盾があるからだ。
日本は、福島第一原電放射能汚染水が溢れるや、土地に埋める安全な方法の代わりに、海に放出する計画を立てる。周辺国の憂慮にも拘わらず、13日、日本は放射能汚染水の海洋放流の決定を発表する。一次被害国である韓国と中国は、即刻反発した。これに日本は、“韓国と中国‘など’の意見は聞かない”とし、むしろ、問題を拡大した。
この時、米国が登場する。米食品医薬品局が作成した報告書は、<‘放射性核種汚染’が含まれた可能性を理由に、福島を始め、日本の14箇所の農水産物100種の輸入を禁止する>と、明記している。
ジョー・バイデン米国行政府は、14日、汚染水を海に排出する事にした日本政府の決定に対し、“国際安全基準に符合する”とし、日本に手を挙げてやった。米国は、果たして汚染水が、本当に安全だと判断したのであろうか。そうではない。何故なら、米国務省が、汚染水が安全だと明らかにしたその日、米食品医薬品局が作成した報告書に、‘放射性核種汚染’が含まれた可能性を理由に、福島を始め、日本の14箇所の農水産物100種の輸入を禁止する(Import Alert 99-33)は、“まだ有効である”と指摘したからである。
そうであれば、米国が危険性を知りながら、放射能の安全性を担保してくれた理由は何であるか。その理由は、米国が海から遠く離れ、汚染水の影響を受けない為でもあるが、もっと大きな理由は、日本との密約が存在する為である。



▲チョン・イヨン(鄭義溶)外交部長官が、17日午後、ソウル・ハンナムドン外港長官公館で、訪韓中のジョン・ケリー(John F. Kerry)米大統領気候特使を招待、晩餐をおこなった。(出処 外交部)


米国は、日本の放射能流出に対し盾となってやる
密約の内容は、“日本は、米国の対中国包囲戦略の手足となり、代わりに米国は、日本の放射能流出に対し、盾となってやる”と要約できる。バイデン行政府は、日本の菅総理との密約を履行する為に、17日、ジョン・ケリー米大統領気候特使を韓国に派遣した。
ケリー特使は、“日本政府が、国際原子力機構(IAEA)と完全な協議をしたのであり、IAEAが極めて厳しい(汚染水処理や放流)手続きを設けたはずだと確信する”として、韓国にその情報を詳細に提供すると言う意思も明らかにした。


IAEA、米国、日本によって仕組まれた脚本、これにのっかるムン・ジェイン政権
ケリー特使に会ったあと、鄭義溶外交部長官は、“三つの条件が設けられ、(日本の汚染水放流が)国際原子力機構(IAEA)の基準に合う適合性の手続きに従うとなれば、敢えて反対する事は無い”と語った。

ここで、三つの条件とは、
@ (日本政府が)十分な科学的根拠を示し情報を共有する事、
A 韓国政府と事前に十分協議する事、
B 国際原子力機構の検証過程に韓国政府が参加保障をする事
などである。
仕組まれた脚本通リに動くと言う疑惑を、消すことは出来ない。やがて日本は、放射能汚染水を海に放流、韓国は安全性の可否を精査すると発表するだろう。しかしその時は、既にムン・ジェイン政府の任期が終った2024年の事である。


<関連サイト>

☆411 安倍総理の<国際的嘘>が不吉な理由とは  (韓国・プレシアン 2013年9月12日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_411.html

☆413 福島汚染水の統制は不可能 (韓国・プレシアン 2013年9月25日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_413.html

☆410 放射能に汚染された(日本からの)食べ物の恐怖 (韓国・プレシアン 2013年9月10日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_410.html