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（世界の新聞／安倍の排他主義的妄動 労働新聞 2019年8月18日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa2&no=1177727&pagenum=2
在日朝鮮の子どもたちの童心にまで,刃物で傷つける安倍の排他主義的妄動
【要約】
●在日朝鮮人問題発生の歴史的経緯から見ても、朝鮮民族に対して負う日本の罪から見ても、我が同胞達を優遇し、保護する事は、日本当局の避けられない道徳的義務であり責任である。
●我が同胞を、祖国と総連組織から切り離して、民族教育を破綻させ、在日同胞社会の未来を踏みつけてしまい、同化、帰化を促進しようとする犯罪的な民族抹殺策動の一環だと言う事に、今回の妄動の本質がある。
●既に、朝鮮学校に対し、《教育補助金の支払いを停止し、高等学校支援対象からも完全に排除》した日本の反動達は、今回、その汚れた魔手を、学齢前の子供たちに伸ばした。
●今回の幼児教育支援に必要な費用は、来る10月から引き上げられる消費税によって充当されると言うのであれば、日本国民と寸分違わず、税金納付義務を負っている我が同胞に対し、日本当局が、在日朝鮮人子女たちの教育と保育に該当した取り分の金を、支払わなければならないと言う事は、余りにも明白な道理ではないか。
‘朝鮮学校の幼稚班を除外する’という差別措置は、民族排外主義政策の集中的発露である
民族排外主義は、日本の慢性的な悪習である。 それが、朝鮮民族に対しては、更にひどく表出される。
この間、日本は、来る10月から実施する幼児教育と保育支援制度で、朝鮮学校の幼稚班を除外すると言う卑劣な差別措置を取って、それを各地方自治体に下達した。
当局の認可を受けていない幼稚園、保育所にまで支援対象に含ませながら、朝鮮学校幼稚班に対してだけは、所謂“基準に合わない教育内容”を云々して、除外させたのである。
この不届きな処置にして、在日同胞子女は,生を受けた時から不当な民族的差別を受ける事となり、その親たちは、莫大な財政的負担を被る事になった。日本の反動達の今回の妄動は、彼等特有の、民族排外主義政策の集中的発露であり、対朝鮮敵視政策の延長として、実に、汚く、むごたらしい、反共和国、反総聯策動である。
既に、朝鮮学校に対し、教育補助金の支払いを停止し、高等学校支援対象からも完全に排除した日本の反動達は、今回、その汚れた魔手を、学齢前の子供たちに伸ばした。
総連の民族教育に対する、差別と弾圧を、学齢前の子供たちの保育にまで拡大した日本反動達の仕打ちは、在日朝鮮人を丸ごと、民族排他の坩堝の中に追い込んで、彼らの民族性を、どんなことがあっても抹殺しようとする、前代未聞のファッショ的暴挙である。
我が同胞を、祖国と総連組織から切り離して、民族教育を破綻させ、在日同胞社会の未来を踏みつけてしまい、同化、帰化を促進しようとする犯罪的な民族抹殺策動の一環だと言う事に、今回の妄動の本質がある。在日同胞の経済生活を意図的に圧迫して、子女たちを、我が幼稚班に送らない様にする事で、結局は、総連の民族教育を壊そうと言うのが、日本反動達の狡猾な術策である。政治的な目的を実現するためなら、初歩的な人道主義と人倫もためらわずに踏みにじる、日本特有の兇悪性と道徳的低劣性は、行くべきあてもない。
在日朝鮮人の子供たちに対する保育支援問題は、決して、実務的な問題では無い。在日同胞について言えば、過去、日帝が働いた犯罪的な朝鮮人強制連行の直接被害者や、またはその子孫である。在日朝鮮人問題発生の歴史的経緯から見ても、朝鮮民族の前に負う罪から見ても、我が同胞達を優遇し、保護する事は、日本当局の避けられない道徳的義務であり責任である。それにも拘らず日本は、子供達にまで、民族差別と排他行為をむごたらしく敢行しながら、彼等の天真爛漫な童心に刃物で傷つけた。この様な憎らしい島国に、天下の野蛮国と言うレッテルが付けられたのは、当然である。
朝鮮学校幼稚班に対する日本当局の差別行為は、他の側面でも問題がある。日本で今回の幼児教育支援に必要な費用は、来る10月から引き上げられる消費税によって充当されるという。 日本で暮らす我が同胞達は、日本国民と寸分違わず、税金納付義務を負っている。従って、日本当局が、在日朝鮮人子女たちの教育と保育に該当した取り分の金を、支払わなければならないと言う事は、余りにも明白な道理だ。しかし、日本の反動層は、私たちの同胞の権利はあくまで否定しながら、不公平な義務だけを強要している。これは、子供たちに最善の利益、財政的支援が保障されなければならないと規定した、《児童の権利条約》を始めとする国際法のみならず、日本当局自ら、全ての児童に公平に適用するとして制定した、「子育て支援法」さえも否定する、不法無法の妄動に違いない。
最近安倍政権が、我が共和国との、《無条件の対話》について絶えず騒ぎまくっているが、それを真面（まとも）に受けたものはいない。過去の歴史について謝罪し、賠償するどころか、総連と在日同胞に対する政治的弾圧と不当千万な差別行為を、より狡猾、悪辣に敢行しながら、新しい罪の歴史をなぞる者を、どのように信じられだろうか。
在日同胞に、世界で最も過酷な民族的、法的、制度的差別を執拗に加えながら、彼らの権利と尊厳を乱暴に蹂躙する日本当局の破廉恥な行為は、絶対に許されない。 日本当局は慎重に行動しなければならない。 もし、日本当局が在日同胞の正当な要求と国際社会の公正な世論を無視して、遂には、朝鮮学校幼稚班を支援対象から除外させれば、それから招来されるすべての結果に対し、日本当局は全的な責任を負う事となるであろう。
（訳 柴野貞夫）
＜関連サイト＞
☆［論考］／「高校無償化から朝鮮学校除外は、＜在特＞と同罪ではないのか」（２０１４年１２月１８日）
http://vpack.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_112.html
☆［論考］／大阪高裁は民族教育を受ける権利を侵害した事実も断罪した（２０１４年７月１５日）
http://vpack.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_110.html
☆３９４ 国連社会権規約委員会が朝鮮学校支援排除の是正を要求した（韓国・ハンギョレ ２０１３年５月２３日付）
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_394.html
☆ 論考／安倍政権の朝鮮学校無償化の根拠法令削除に抗議する（２０１３年１月２３日）
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_82.html
☆朝鮮学校への高校無償化適用せよ、扇町公園に２６００名が集まった ２０１３年３月２４日）
http://www.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_85.html
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