(民衆闘争報道 ウリミンジョクキリ 朝鮮人民軍総参謀部報道官声明 2017年4月14日)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa3&no=1132075
米国の全ての挑発的な選択を我々の超強硬対応で無慈悲に破壊する
朝鮮人民軍総参謀部報道官声明
●我が国が保有した強力な核抑制力も、我々に対する米国の執拗な核の脅威と恐喝が、その原因を提供し、その間違った選択を続けて来た歴代米国行政府によって準備されたと言う事を、想起する必要がある。
●我々は、米国が我が国に対し先制攻撃を加えれば、南朝鮮の烏山と群山、平澤をはじめとする米軍基地と、青瓦台を含めた悪の本拠地は、たった数分で焦土化されると言う事を隠さない。
●さらに、日本本土と沖縄、グアム島を始めとする太平洋全区の基地はもちろん、米本土まで、我々の戦略ロケット軍の照準鏡の中に入っているということを、肝に銘じなければならない。
今朝鮮半島では、新たに発足したトランプ、米行政府の無謀な軍事的狂気によって、厳しい情勢が醸成されている。
今まで,トランプ行政府が、《戦略的忍耐》として知られたオバマ政府の対朝鮮政策を、失敗した政策として、《終わった政策》と認定し、さまざまな対朝鮮政策案をテーブルの上にのせて来たのは、誰もが知っている事実だ。
ここから、軍隊と人民は、以前から米国からの公式的な立場表明がなく、我々と関連した様々な尋常ならぬ動きが現れて《再び、オバマ行政府》という評判が出回ったが、高い自制力と忍耐性を持って事態の推移を鋭意注視してきた。
しかし、南朝鮮全域で強行されている《キーリゾルブ》、《イーグル》の核戦争演習と時を同じくして、トランプ行政部は、遂に強盗的本姓を現し始めた。
今トランプ行政部が選択した対朝鮮政策は、一つには、誰かと共に強力な制裁と圧迫を加えるというものであり、二つ目には、南朝鮮に戦術核兵器を常時的に展開するということであり、第三には、我々の首脳部を狙った《首切り作戦》と《先制打撃》を内容とした独自的軍事行動に出ることだという。
現実的に、去る4月6日、シリアに対する不意的な、巡行誘導武器打撃を敢行したトランプ米行政部は、それが我々に送る《強力な警告メッセイジ》になると宣伝しながら、我々に対する露骨的な脅威恐喝の道に入り込んだ。
南朝鮮とその周辺に、任意の時刻に侵入する事が出来る特殊作戦集団達と、戦略的な水中、海上、空中核打撃手段を展開しておいた状態で、核航空母艦《カルビンソン》号戦団まで、航路を変えて朝鮮半島水域に緊急出動させている事がその端的な例だ。
今、米国務長官、国防長官をはじめとする米国の安保関係者達は、口を開けば、我々に対する米国の単独軍事行動についてほざいている。
トランプ行政府の重大な軍事的挑発狂気が、これ以上傍観できない危険な段階へと突っ走っている状況で、朝鮮人民軍総参謀部は,委任によって,我々の原則的立場を改めて世界に宣布する。
(1)
米国の対朝鮮敵対視政策による強盗的な、すべての政治、経済、軍事的挑発策動を、わが軍隊と人民の超強硬対応で、徹底的に破壊する。
我々の超強硬対応には、地上、海上、水中、空中機動を伴った、不意先制打撃の案を始めとする色々な案が入っている。
米国が歩んできた挑発の種類と水位(レベル)に合った、我々式の的中した超強硬対応が,即時に遂行されることになるであろう。
核打撃手段を含めた、すべての超強硬対応に沿って立てる事が出来る様に、万端の激動状態を常時維持している我が軍隊と人民である。
米国の強権と侵略の犠牲になって、悲惨な運命を経験しているイラクやリビア、殴られても即時的な対応がなかったシリアの様に我々に向かい合えば、それよりもっと大きな誤算である。
(2)
米国とその追従勢力らに対する、我々の超強硬対応は、生存を許さない破滅的な懲罰を目標として無慈悲に加えられるだろう。
南朝鮮の烏山(オサン)と群山(クンサン)、平澤(ピョンテク)をはじめ米軍基地と、青瓦台を含めた悪の本拠地は、たった数分で焦土化されると言う事を隠さない。核航空母艦を含む巨大な目標物が接近してくるほど、殲滅効果はますます巨大になるだろう。
日本本土と沖縄、グアム島を始めとする太平洋全区の基地はもちろん、米本土まで、我々の戦略ロケット軍の照準鏡の中に入っているということを、肝に銘じなければならない。
私たちの超強硬対応は、主体朝鮮の名誉と尊厳をかけて、勝利の旗を翻す時まで展開される未曽有の決死戦だ。
(3)
組成された重大な事態と関連して、米国は、精神を正しく持って問題解決の正しい選択をしなければならない。
持続されている朝鮮半島情勢の緊張性は、米国の時代錯誤的な対朝鮮敵視政策と、それによる軍事的挑発に根本原因がある。
我が保有した強力な核抑制力も、我々に対する米国の執拗な核の脅威と恐喝が、その原因を提供し、その間違った選択を続けて来た歴代米国行政府によって準備されたと言う事を、想起する必要がある。
世紀をまたいで継続される、先鋭な朝・米対決史を冷静に顧みて、正しい選択をすることが米国にも有益な事だ。
我が軍隊と人民は、我々の尊厳と自主権を侵害する者達とは、今後も恐れることなく立ち向かい、米国のあらゆる挑発的な選択を、いつも我々式の超強硬対決で無慈悲に踏みつぶしてしまうであろう。
主体106(2017)年4月14日
<参考サイト>
☆米韓合同軍事演習<キー・リゾブル>は第2次朝鮮戦争の導火線(2013年3月11日)
☆米国と追随国家の核攻撃から社会主義朝鮮を防衛せよ(2)(2013年3月2日)
☆米国と追隋国家の核攻撃戦争から社会主義朝鮮を防衛せよ(1)(2013年2月23日)
☆小出裕章さんの論考「朝鮮の核問題」(2003年6月14日)を転載
|