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(世界の新聞/朝鮮外務省米国担当局長の談話 朝鮮中央通信 2019627日付 )
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf

[朝鮮外務省米国担当局長が朝米対話に関連する朝鮮の立場を表明]
    朝米対話が開かれる前提は、米国が我々に正しい計算法を出す事だ

【要約】

●米国が口先では朝米対話を云々しながらも、実際的には、我々に反対する敵対行為をいつにも増して,卑劣に敢行している。
●国務委員会委員長同志が、既に歴史的な施政演説で明らかにしたように、朝米対話が開かれるには米国が正しい計算法を持って出なければならない。その時限は年末までである。
●周知のように、朝米関係はわが国務委員会委員長同志と米大統領間の親交に基づいて進んでいる。

朝米対話の当事者は、文字通り我々と米国であり、朝米敵対関係の発生根源からみても、南朝鮮当局が干渉する問題ではない。

朝鮮外務省米国担当局長の談話
朝鮮外務省米国担当局長のクォン・ジョングン氏は27日、次のような談話を発表した。
最近、米国が口先では朝米対話を云々しながらも、実際的には、我々に反対する敵対行為をいつにも増して,卑劣に敢行している。米国が、双方の利害関係に、等しく合致する現実的な方案を用意する考えはせず、対話の再開をオウムのように唱えるからといって、朝米対話が自ずと開かれるものではない。
我が国務委員会委員長同志が、既に歴史的な施政演説で明らかにしたように、朝米対話が開かれるには米国が正しい計算法を持って出なければならず、その時限は年末までである。(訳注― 朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議・第14期第1回会議でのキム・ジョンウン委員長の施政演説を参照)
米国と対話を行おうとしても、協議の姿勢が正しくなくてはならず、言葉が通じる人と協議すべきであり、まともな対案を持って出てこそ、話し合いも開かれる。しかし、米国が今のように、腕をこまねいて座っている考えであれば、時間は十分ではあるかも知れないが、結果物を出すために動くには時間的余裕がそれほど多くないであろう。米国は、我々の重なる警告が、決して空言ではないということを銘記するがよかろう。
これに関連して、自分達が朝米関係を「仲介」するかのように世論化しながら、人気を上げてみようとする南朝鮮当局者らにも一言言いたい。今、南朝鮮当局者らは、自分達も一役買って、何か大きなことをやっているかのように振る舞いながら、自分の位置を探してみようと北南間にも相変わらず多様なルートを通じてなんらかの対話が行われているかのように世論を流している。朝米対話の当事者は、文字通り我々と米国であり、朝米敵対関係の発生根源からみても、南朝鮮当局が干渉する問題ではない。
周知のように、朝米関係はわが国務委員会委員長同志と米大統領間の親交に基づいて進んでいる。我々が米国に連絡することがあれば、朝米間に以前から稼働している連絡ルートを利用すればよいことであり、協議を行っても、朝米が直接対座して行うようになるのだから、南朝鮮当局を通じることは全くない。南朝鮮当局者が、今、北南間にも、我々の何か多様な交流と水面下の対話が行われているかのように宣伝しているが、そのような事は一つもない。南朝鮮当局は、内部のことから正しく処理するのがよかろう。
主体1082019)年627ピョンヤン

<参考サイト

☆ハノイ朝米首脳会談が決裂した原因は米国にある(朝鮮・朝鮮中央通信 2019年5月24日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_694.html

チェ・ソンヒ(崔善姫)朝鮮外務省・第1外務次官がポムペオ米国務長官を断罪(朝鮮・朝鮮中央通信 2019年4月30日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_689.html

朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議・第14期第1回会議でのキム・ジョンウン委員長の施政演説 (朝鮮・ウリミンジョクキリ2019年4月12日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_688.html