(世界の新聞/ハノイ朝米首脳会談が決裂した原因は米国にある 朝鮮中央通信 2019年5月24日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa3&no=1172903
【朝鮮外務省代弁人談話】
ハノイ朝米首脳会談が決裂した原因は米国にある
朝鮮民主主義人民共和国外務省代弁人は、最近、米国内でハノイ朝米首脳会談が決裂した原因を、我々に転嫁しようとする動きが出ている事に関連して、24日、朝鮮中央通信社記者が提起した質問に、次の様に回答した。
我々が既に明らかにした様に、ハノイ朝米首脳会談がもつれた根本原因は、米国が全く実現不可能な方法を固執しながら、一方的且つ、善意のない態度を取った事にある。
我々は、朝米敵対関係解消の鍵である信頼関係構築の為、核実験と大陸間弾道ロッケットの試験発射の中止をはじめ、戦略的決断を求める重大且つ意味のある措置を講じたし、米軍遺骨送還問題も実現させる大らかな措置もとった。
しかし、米国は、我々の善意の措置に相応した措置で応えず、我々に対する一方的な武装解除だけを固執しながら、会談を人為的な決裂に追い込んだ。
事実がこうであるにも拘わらず、米国が、ベトナムで行われた朝米首脳会談がもつれた原因を、とんでもない問題に帰着させ、対話決裂の責任を我々に転嫁しようとする底意に注目せざるを得ない。
再度明白にして置くが、米国は、今の考えでは、我々を少しも動かせず、我々に対する米国の不信と敵対行為が増大するほど、それに応える我々の行動も、伴う様になるだろう。
米国が、現在の計算法を捨てて、新しい計算法を持って出ない以上、朝米対話はいつになっても再開されず、核問題解決の展望も、それにともなって、遥か遠くになるだろう。米国は、現実を正しく見て、対話する方法、交渉する方法を新たに学ぶがよかろう。
【関連サイト】
☆ チェ・ソンヒ(崔善姫)朝鮮外務省・第1外務次官がポムペオ米国務長官を断罪(朝鮮・朝鮮中央通信 2019年4月30日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_689.html
☆ チェ・ソンヒ(崔善姫)・外務次官が、第3次朝米首脳会談にたいするボルトンの妄言を断罪(朝鮮・朝鮮中央通信)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_687.html
☆ リ・ヨンホ(李容浩)外相とチェ・ソンヒ(崔善姫)外務次官が、第2回朝米首脳会談の結果について会見した (労働新聞 2019年3月1日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_681.html
☆ 第2次朝米首脳会談は米国が相応の措置を出さなければならない時だ(韓国・ミンプラス 2019年1月21日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_674.html
☆[論考B] シンガポール朝米会談で、何が合意されたのか<その3>(柴野貞夫時事問題研究会 2018年7月5日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_67.html
☆[論考A] シンガポール朝米会談で、何が合意されたのか<その2>(柴野貞夫時事問題研究会 2018年6月20日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_66.html
☆[論考@] シンガポール朝米会談で、何が合意されたか<その1>(柴野貞夫時事問題研究会 2018年6月20日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_65.html
☆ 朝米協議の障害は、朝鮮半島の非核化に対する、米国の誤った認識にある(朝鮮中央通信 2018年12月20日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_668.html
☆ 朝鮮外務省米国研究所・政策研究室長の談話(中央通信 2018年12月16日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_667.html
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