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(世界の新聞/朝鮮・労働新聞 論評 20181210日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=ugisa1&no=1163628


     日本は何故、21世紀の野蛮国家として指弾を受けているのか

過去の罪悪に対する無条件の否定は、日本の悪習であり、これによって、島国の一門が、世の人々から,洋服を着た原始人と変わらない扱いを受けているのは、当然のことである。

この惑星で、日本の様に、恥辱の悪名と汚名を数多く保有している国はない。 戦犯国、政治的一寸法師(小人)、無頼漢、経済動物、寂しい独りぼっちの島国等々。全く、汚名雑貨店と言っても過言ではないだろう。 その中でも、世の人の呪いと嘲笑を集める最悪の代名詞は、≪21世紀の野蛮国家≫だというものである。
最近、アジアと太平洋の平和繁栄のための国際大会が行われた。 (訳注―、去る14日、南朝鮮、京畿道高陽市で開催された、「2018アジア太平洋の平和と繁栄のための国際大会」を指す。朝鮮のリ・ジョンヒョク朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長や、鳩山元首相も基調演説を行った。当HPを参照。)ここで,ひっきりなしに出て来たのは、前世紀の朝鮮民族とアジアの国々に犯した,歯ぎしりで身が震える程の 反人倫的犯罪に対して、謝罪どころかそれを認めさえせずに、傲慢で破廉恥に振舞う日本に向かって、野蛮国家だと言う糾弾の声だった。
これに対して、日本は深く反省する代わりに、盗賊が鞭を振るう様に、“受け入れる事が出来ず、常識外の事であり、強力に対応する”として、悪事を働いている。過去の罪悪に対する無条件の否定は、日本の悪習であり、これによって、島国の一門が、世の人々から,洋服を着た原始人と変わらない扱いを受けているのは、当然のことである。
人倫と道徳、常識と理性、国際法と内外世論も眼中にない精神的奇形児、前代未聞の政治的後進性と道徳的低劣性で、悪名振るう日本こそ、21世紀の野蛮国家で無くて何であろうか。 罪を犯したなら、罪責を感じて暗い過去と決別し、努力することが通常の人間である。 しかし日本は、去る世紀、私たちの国を不法に強占し犯した、天人共に怒る罪悪を全く忘れたかの様に振る舞っている。
840万人に達する青壮年を強制連行し、死の苦役をひっかぶせ、10代の少女から人妻に至るまで、実に、20万名に達する朝鮮女性を拉致し、性のおもちゃにしたのであり、100余万名の無垢の人民達を虐殺した野獣こそ、日帝侵略者達だ。後には、朝鮮人を、彼らの飢えた腹を満たす為の≪食用≫として殺して食らう鬼畜の様な野蛮ぶりも躊躇(いとわ)なかった。それでもこの身震いする罪悪に対し、“事実と反する”とか、性奴隷ではなく、“売春婦”だの、“謝罪するつもりは微塵もない”とか言って、全面否定しまくっているのだ。
この間にも、日帝強制徴用被害者に賠償する事に対する、南朝鮮法院の判決に対し、“常識外の判決だ、適切な措置を取らない場合、国際司法裁判所に提訴する”として、厚顔無恥な妄動も憚らず、朴槿恵一味が日本軍性奴隷犯罪を宥めさせようと、安倍一味と一緒に密室で操作して出した「和解、癒し財団」を解散する決定を南朝鮮裁判所が下したことも、絶対に受け入れる事は出来ないと、抗議する振る舞いまで繰り広げた。
実のところ、我が民族とアジアの人民達に、計り知れない不幸と災難を覆いかぶせた侵略戦争を≪正義の戦争≫に変身させ、他民族に対する植民地支配を発展と繁栄の為の≪協力≫と≪寄与≫だと罵っているのが、他でもない日本の反動層である事を見れば、その程度は何でもないだろう。
人間が、けだもの(獣)と違う点は、理性と良心、倫理と道徳があるからである。 も顔を赤くする極悪非道な蛮行を犯しても、ひとかけらの呵責も感じる事を知らないだけでなく、むしろ、血で汚れた顔を頑固にもたげる日本の額(ひたい)には、野蛮のレッテル以外、貼るものがない。
第二次世界大戦の戦犯国である独逸は、過去の様な、罪悪と不幸が繰り返されてはいけないとしながら、世界の数十か国と、数百、数千万の犠牲者に、深甚に謝罪し賠償しただけでなく、戦時犯罪時効自体を廃止してしまい、90を過ぎた高齢であれ誰であれ、関係なく、ナチス犯罪者に対し、峻厳な宣告を下している。そして日本に向けても、過去を認めて間違いと決別しない限り、いつまでも正常国家になる事が出来ないと忠告している。
しかし、野蛮国日本は、彼らの鬼畜のような戦争犯罪に対し、国の責任と謝罪、賠償を必死で否定し、野蛮に振舞っている。日本は先祖代々、野蛮な気質と習性で悪名高い。 かって、島国の外夷(蛮人)達は、小さな身体つきに≪フンドシ(褌)≫をまとい、≪下駄(げた)≫の音をパタパタさせながら、刃物沙汰と海賊行為を事(仕事)として、我が民族とアジア諸国から、卑しい浮浪の輩(やから)として扱われて来た。

倭寇(わこう)の時期の、粗野で原始的な気質と悪習が21世紀の今日まで、直らずにいるのである。もちろん、日本の政治家たちが、過去の犯罪に関連して≪謝罪≫し、≪反省≫する真似をしたこともある。
1991年当時、首相だった宮沢が、日本がアジア太平洋地域に加えた、≪耐え難い苦痛と悲しみ≫について許しを求めたし、1995年、村山元首相も日本敗亡50年を契機に発表した談話で、朝鮮とアジアの国々の植民地統治と侵略について≪痛切な反省≫と≪心からの謝罪≫を表している。元首相小泉も、2002年に平壌を訪れ、朝日平壌宣言を通じて、過去の犯罪を認めて、その清算に出ると公約した事がある。
しかし,そんな道理ある声さえ、安倍の様な極右反動達が引き起こす国粋主義の狂風に、枯れ落ち葉の様に飛び散ってしまい、再侵略の剣の音だけが更に騒がしくなっている。賢者(優れた者)は、先進者の経験の失敗と屈辱の前轍を踏襲しないと言う。
ところが、現在の日本の当局者は、≪大東亜共栄圏≫を唱え侵略戦争に乗り出して滅びた、あの戦犯の後を追っている。≪平和憲法≫を≪戦争憲法≫に改悪するために、血眼(ちなまこ)となり、狂奔するが、国際的に使用が禁止された旧日本軍の戦犯旗(訳注―旭日旗)を国際舞台で平然と打ち振り、≪独島は日本の土地≫だと、無理を弄しながら強盗的に振舞っている。

攻撃用の航空機や各種ミサイルの導入をはじめとして、≪自衛隊≫武力を攻撃型に再配置してきた列島を、大陸侵略の橋頭堡として、戦争の発射台にする事に力を込めるなど、まるで噴火口を探す真っ赤なマグマの様に、軍国主義復活と復讐主義の野欲、再侵略の熱気に目覚め、分別なく暴れ回っている。自分の前途に、何が待っているかも分からず、慌てふためくのが野獣の本能的な動作である。≪皇軍≫の、継ぎはぎだらけの着物をまとって、≪日本刀≫を振り回し、≪靖国神社≫の亡霊を呼び出す獣(けだもの)の群れ―日本反動達は真っすぐ正しく、知らなければならない。
今日の朝鮮は、自分を守る力がなく、踏みにじられ、受難を受けた昨日の弱小国ではなく、島国(日本)の運命を、千秋に積み重ねられた過去罪悪と一緒に、太平洋に水葬させる巨大な力を持った国家である。罪深い日本が、自分の体にできものの様に張り付いた、醜悪な評判と汚名から決別しようとすれば、たとえ遅ればせながらも、我が民族の前に、人類の良心の前に、天人共に怒る過去罪悪に対し、真情に謝罪反省し賠償しなければならず、再侵略の馬鹿げた夢を、未練なく投げ捨てて仕舞わなければならない。野蛮国家日本は、分別なく振舞う前に、羞恥とは何であり、良心とは何であるかと言う事から、学ばなければならない。これが、罪悪の足枷を解いて、明るい世の中に出る為の第一歩である。
                                                         (訳 柴野貞夫)
<参考サイト>

☆508 安倍‘謝罪’には6つの要点が欠落している<その2>(韓国・プレシアン 2015年8月22日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_508.html
☆鳩山・前日本首相“日本人は謝罪する心を常に持っていなければならない”(韓国・ソウル新聞2018年11月16日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_665.html
「アジア太平洋の平和繁栄のための国際大会」に於ける、リ・ジョンヒョク副委員長の演説(韓国・ハンギョレ 2018年11月22日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_664.html

元徴用工の韓国・大法院判決に対する弁護士有志声明(2018年11月5日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_155.html

☆日本は<拉致問題>を騒ぎ立てる前に過去から謝罪し反省せよ(朝鮮・ウルミンゾクキリ2018年6月4日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_637.html
●時事研論考

☆「従軍慰安婦強制動員」の“強制”否定と“謝罪”拒否は、安倍政権がアジアに対する日本の国家犯罪を正当化し、改憲を進める為の確信犯的行為である」
http://vpack.shibanojijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20NO%20REKISHI%204.html
☆「横田めぐみ・偽遺骨」は日本政府による国家的でっち上げである」 (2007年11月18日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/NIHON%20O%20MIRU%20JIJITOKUSHU%206.html
☆「日本政府は拉致問題が決着済みである事実を隠蔽している」(2012年5月20日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_32.html
☆「ピョンヤン宣言の履行を10年間も放置する事を正当化する如何なる理由もない(2012年9月17日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_35.html
☆「ストックホルム合意の最大目的は植民地支配の歴史清算であって、拉致問題ではない」 (2015年4月10日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/nihon_o_miru_jijitokusyu_116.html
●朝鮮新報記事
☆463 <朝鮮新報>が日朝協議に関して、日本政府と日本世論に対し厳しく指摘した
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_463.html
●韓国プレシアン記事
☆508「安倍‘謝罪’には6つの要点が欠落している<2>」(韓国・プレシアン 2015年8月22日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_508.html
☆506「 安倍‘謝罪’には6つの要点が欠落している<1>」(韓国・プレシアン 2015年8月22日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_506.html
●労働新聞論評
☆359 「過去の清算を離れた、日朝関係改善はあり得ない」
http://vpack.shibano-jijiken.com/srkai_o_miru_sekai_no_shinbun_359.html