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(民衆闘争報道/リ・ピョンチョル朝鮮労働党中央委員会書談話 「朝鮮中央通信」 2021年3月27日付)


      リ・ピョンチョル朝鮮労働党中央委員会書記・談話



米国が、太平洋を越えて我国の前庭で繰り広げる戦争演習を「防御的」と主張するなら、我々も米国の軍事的脅威を、米本土で制圧する堂々たる自衛的権利を持っている。

【要約】
● 新型戦術誘導弾の発射実験は、南朝鮮と米国が、朝鮮半島の軍事的脅威を生み出す戦争演習と持続的な先端兵器の搬入を繰り返している現状況に対する、我が主権国家の堂々たる自衛権の行使である。米国の新政権が、我国の正当な自衛権の行使を「国連決議違反」と言いがかりをつける根拠はない。
● 米国は、核戦略資産を、時を構わず朝鮮半島に送り込み大陸間弾道ミサイルを発射しても良いが、我国に対しては戦術兵器の実験さえ行ってはならないと言う主張は、強盗さながらの論理であり、我が国家の自衛権に対する露骨な侵害である。
● 米国の新政権が、太平洋を越えて我国の前庭で繰り広げる戦争演習が「防御的」と主張するなら、我々も米国の軍事的脅威を、米本土で制圧する堂々たる自衛的権利を持たなければならない。

【本文】
今回行われた新型戦術誘導弾の発射実験は、我が党と政府が、国家防衛力を強化する為に示した国防科学政策の目標を貫徹する経過の中の一つの工程であり、主権国家の堂々たる自衛権に属する行動である。
我々は、南朝鮮と米国が、危険な戦争演習と先端兵器の搬入劇を持続的に演じながら、常時、朝鮮半島の軍事的脅威を生じさせている現状況で、我が国家の安全を力強く守るための物理的力を備蓄しなければだめだと言う事だ。
我が国家の自衛権に属する正常な兵器実験について、米国の執権者が、国連「決議」違反だと言いがかりを付け、極度に体質化した対朝鮮敵対感を隠すことなく曝け出した事について、強く懸念する。米国大統領のこの様な発言は、我が国家の自衛権に対する露骨的侵害であり、挑発である。米国は、核戦略資産を、時を構わず朝鮮半島に送り込み大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射しても良いが、交戦相手である我々は、戦術兵器の実験もしてはならないと言う事は、強盗さながらの論理である。
我々は、ワシントンで政権が変わった後、機会ある毎に、我々を最も重大な「安保脅威」であると言いがかりを付けて、我が国家の自主権と尊厳を貶める言行を事とした事に対して、正確に忘れてはいない。米国の新政権の好戦的姿勢は、我々がどの道へ進むべきかを、改めて示しており、我々に、我々がやるべき事の正当性を、今一度認識させた。
我々は、決して、誰かの関心を引いたり、政策に影響を与える為に兵器を開発するのではない。米国が、大洋を越えて、我国の前庭で繰り広げる戦争演習が、「防御的」なものなら、我々も、米国の軍事的脅威を米本土で制圧出来る、堂々たる自衛的権利を持たなければならない。
私は、米国の新政権が、確かに、スタートを誤って切ったと考えている。前後をわきまえず、妄りに何でも言い続けるなら、米国は好ましくない事に直面する事になるかも知れない。我々は、我々が遣るべきことを、良く知っている。我々は、引き続き、最も徹底して、圧倒的な軍事力を育むであろう。



【柴野貞夫時事問題研究会の関連サイト】

☆ 朝鮮法律家委員会の白書/国連の対朝鮮《安保理制裁決議》の犯罪的真相を暴く(ウリミンゾクキリ 2017年3月16日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_594.html

☆ 社会主義朝鮮の崩壊を妄想し、67年間に亘って核威嚇を繰り返してきた米帝国主義の対北敵対政策の敗北
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_60.html

☆ 論考/「「火星14型」発射実験の連続的成功は、米国と日本が企む東北アジアにおける核戦争を阻止する正義の抑止力である」<その1>(柴野貞夫時事問題研究会 2017年8月27日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_57.html

526 連安保理事の<制裁決議>にし、固として立ち向かう (ウリミンゾクキリ 2016年3月4日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_526.html

☆ 論考/捏造と欺瞞で際社を欺き、主権国家への先制攻を公言する米を糾する (柴野貞夫時事問題 2017年4月16日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_54.html

朝鮮民主主義人民共和国外務省 軍縮・平和研究所 【研究報告書】/朝鮮敵視政策撤回は必須不可欠の先決件だ<3>
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_744.html


朝鮮民主主義人民共和国外務省 軍縮・平和研究所【研究報告書】/朝鮮敵視政策撤回は必須不可欠の先決件だ <2>
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_743.html


☆朝鮮民主主義人民共和外務省 軍縮平和究所【究報告書】/朝鮮敵視政策撤回は朝鮮半島の平和と安全のの必須不可欠の先決件だ<1>
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_742.html